【ローマ聯合ニュース】ウクライナ外交当局は8日(現地時間)、ゼレンスキー大統領が北朝鮮兵捕虜の韓国移送を一方的に公開したことに反発し、韓国政府が駐ウクライナ大使の本国召還を決めたことに対し、「感情より外交が優先されるべきだ」との立場を示した。

捕虜収容所に収容された北朝鮮兵(キョレオル統一連帯提供)=(聯合ニュース)≪転載・転用禁止≫
ウクライナ外務省の報道官はこの日の声明で「韓国政府による駐ウクライナ大使の召還決定にもかかわらず、われわれは時間がかかろうとも建設的な対話を再開することに開かれた姿勢だ」と述べた。
その上で「建設的な解決策を模索するため、今週駐ウクライナ大使を外務省に招待し、ウクライナ側の立場を伝えた」と説明した。これは事実上の「呼び出し」に当たるが、敏感な事案であることを考慮し、表現を和らげたものとみられる。
ウクライナ政府は、北朝鮮兵捕虜の韓国移送を非公開にするとの合意の有無について韓国側とは異なる主張を展開している。
現地メディアによると、報道官は前日の記者会見で「両国が公に批判を交わし合うことになった原因は、機密保持の方法に関する合意の解釈の違いにある」と述べた。
具体的な合意過程や移送方法などではなく、北朝鮮兵捕虜を韓国に移送したという事実のみを公開したことは、合意に背くものではないとするこれまでの立場を改めて示したといえる。
ウクライナ側が外交当局を通じて韓国に謝罪のメッセージを伝えたとする趙顕(チョ・ヒョン)外交部長官の発言については、「状況が批判的な発言をやり取りする段階にまで至ったことを遺憾に思うと表明したもの」と答えた。 謝罪の有無については肯定も否定もせず、「遺憾を表明した」という原則論的な立場のみを強調したものと受け止められる。
趙氏が6日の国政監査で、ウクライナ側から謝罪を受けたとしつつも、政府が想定した水準とは隔たりがあると説明したのもこうした理由によるものとみられる。
ウクライナ側はまた、「状況を解決するための外交的努力が非公開のチャンネルを通じて進められている」とし、「外交的解決を妨げる恐れのある発言は適切ではない」と述べた。
一方、韓国外交部はこの日、「両国間の諸般の懸案が円満に解決されることを期待し、そのためにウクライナ側と協議を続けていく」との立場を示した。
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