北朝鮮のキム・ジョンウン(金正恩)朝鮮労働党総書記(右)と中国の習近平国家主席=新華社(c)NEWSIS

北朝鮮のキム・ジョンウン(金正恩)朝鮮労働党総書記(右)と中国の習近平国家主席=新華社(c)NEWSIS

【09月20日 KOREA WAVE】米中首脳会談を1週間後に控える中、中国が北朝鮮と米国の対話を仲介することに強い関心を持っているとの分析が示された。米戦略国際問題研究所(CSIS)のボニー・リン中国パワープロジェクト部長は、中国が両国間の意思疎通を促すことで影響力を示そうとする可能性があるとの見方を示した。

リン氏は17日、CSISが開いた米中首脳会談の事前説明会で、「中国がアジア太平洋経済協力会議(APEC)に北朝鮮のキム・ジョンウン(金正恩)朝鮮労働党総書記を招待する、あるいは中国に招く可能性があるとの多くのうわさがある」と指摘。「トランプ大統領が中国でキム総書記と会う可能性があるということだ」と述べた。

さらに「中国は米国と北朝鮮の意思疎通を促進する役割に大きな関心を持っていると思う」とし、トランプ大統領がAPECの前後にキム総書記と会う可能性にも言及した。そのうえで、実際に会談が実現するかどうかにかかわらず、中国は両氏の会談の可能性を巡って自国の影響力を示そうとするとの見方を示した。

トランプ大統領と習主席は24日、ホワイトハウスで会談し、その後、国賓晩さん会に出席する予定。4カ月ぶりとなる会談ではさまざまな議題が扱われる予定で、記事はトランプ大統領が目指す米朝首脳会談も議題になる可能性があるとしている。

北朝鮮が米国との関係を改善することを中国が警戒するとの見方もあるが、リン氏はむしろ中国が両国の対話を仲介することで影響力を示そうとすると分析した。

トランプ大統領はこれまでに、2026年中にキム総書記と会談する意向を表明している。11月に中国・深圳で開かれるAPEC首脳会議が会談の舞台になる可能性があるとの見方も出ている。

リン氏は、北朝鮮国防省のキム・ガンイル次官が北京で開かれた第13回北京香山フォーラムに出席したことにも注目した。北朝鮮が国防省次官級の代表団を派遣したのは2019年以来7年ぶりで、キム次官は演説で米国と同盟国を批判し、北朝鮮の核保有の正当性を主張した。

リン氏は、キム次官が北京香山フォーラムでこうした発言をしたことについて、「中国が北朝鮮の核保有国としての地位を事実上認めていることを示す、もう一つの証拠だ」と分析した。

また、キム次官が北朝鮮軍について、両国首脳の指針に従い、中国人民解放軍との戦略的な意思疎通と協力を強化すると述べたことも指摘した。

習主席は6月、7年ぶりに平壌を訪問した際、キム総書記に両国の軍事交流と協力を深めるよう提案したとされる。リン氏は今回のキム次官の発言について、北朝鮮側がその提案に応じ、具体的な措置を進めていることを示したものだと説明した。

(c)NEWSIS/KOREA WAVE/AFPBB News

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