漬物の全国コンテストで秋田市の女性が準グランプリに輝きました。
使ったのは県産野菜と秋田から1,500キロ以上離れた南国のある果物です。
「食べる人に元気で長生きしてほしい。」その思いから生まれた新たな漬物づくりを取材しました。
色鮮やかな野菜が詰まった、ひと瓶のピクルス。
日本一の漬物を決める全国コンテスト、漬物グランプリの個人の部で今年、準グランプリに輝きました。
三雲紫恩アナウンサー
「こちらの彩り豊かなピクルスいただきます。カラフルですね、キュウリから…歯ごたえがいいですね。このつけたれが、とっても酸味が少なくマイルドでとっても食べやすいです。どれもおいしいんですが、真ん中にある、細長い野菜はなんでしょう?」
全国の腕自慢がひしめく中、高い評価を受けたピクルス。
作った本人を訪ねました。
「こんにちは」
秋田市の伊藤クミ子さん。
ピクルスを開発したきっかけは、家族の健康を守りたいという思いでした。
伊藤クミ子さん
「還暦も過ぎて、この主人の健康診断の結果とか、 自分の健康のこともだし、周りの友達ことも、だんだんとみなさんそういうお年頃になってきてですね」「食べ物で健康になれたらなって。いろいろ調べて、ピクルスが良いということで、そこから食の方に関わるような流れになっています」
使っているのは旬の色とりどりの県産野菜、そして…青パパイヤです。
産地は秋田から1,500キロ以上離れた、鹿児島県の徳之島。
伊藤さん
「長寿というところで調べたんですよ、長寿の食品みたいなことで、自分で調べていったらば、南国の徳之島の泉重千代さんという方が過去に120歳まで長寿で長生きしたということで、徳之島の食品というところに目を付けていったんです」
食を通して元気に年を重ねてもらいたい…そんな思いから青パパイヤを使った漬物づくりを始めた伊藤さん。
もともと漬物作りを専門にしていたわけではありません。
26年間営んできたのは雑貨店。
家族や周りの人たちの健康を考えるようになったことをきっかけに店を閉じ、本格的に漬物づくりに向き合い始めました。
長年営んだ雑貨店を改装。
商品として漬物を製造するための許可を取得し、新たな一歩を踏み出しました。
目指したのは、野菜のおいしさを生かしながら毎日の食卓で楽しめる味です。
準グランプリを獲得したピクルスの開発期間は約1年。
知人など約100人に試食してもらい、改良を重ねました。
伊藤さん
「野菜の硬さだったり、長さだったり、これはやはりですね、若い人よりも結構、ご年齢いかれている方からのご意見がとても多かったんですね」「 この角をとって見た目が良くないんですけど、見栄えよりも食べたとき安心、 安全に食べられるように」
試行錯誤を重ねる伊藤さんを支えてきた人がいます。
青パパイヤを育てている佐多はつみさんです。
準グランプリが決まった全国コンテストの会場にも徳之島から駆けつけました。
佐多はつみさん
「あんな大きな舞台でね、徳之島のパパイヤとして出るっていうのだけでちょっと信じられなくて、徳之島でやっている方法とは全く違ってピクルスとして出てきたときはびっくりしました」「彼女の前向きさって私ら勉強しないといけないことがいっぱいあって、次々アイディアがわいてくるんですよ、彼女と話していたら、それが素晴らしいなと思って、本当に期待しています」
北国・秋田と南国・徳之島。
人のつながりとそれぞの土地の恵みから生まれた新たなレシピ。
伊藤さん
「来年はグランプリを目指したいなと思います」「私のピクルスだったり、これから作る新商品を食べていただいて、元気になって、長生きして、健康に楽しく、人生過ごしてもらえればなと思います。」
保存食として古くから各家庭で漬物が作られてきた秋田。
受け継がれてきた食文化に新しい発想を加えて。
新たな味を生み出す挑戦は、これからも続きます。
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伊藤さんは次のコンテストに向け、青パパイヤを使ったキムチ作りに挑戦しているそうです。
紹介したピクルスは、秋田市大町の伊藤クミ子さんのお店や、オンラインショップで購入することができます。
※9月15日午後6時15分のABS news every.でお伝えします
