7月の熊本地震による打撃を受け、県が独自で打ち出した観光支援策「かごしま観光応援割」が14日から始まりました。開始1時間で完売するホテルも出ていて、県内の観光業の復活に向け、大きな兆しとなっています。また、宿泊客の増加に伴う観光地の賑わいにも期待の声が聞かれました。

 14日から始まったのは、県独自の観光支援策「かごしま観光応援割」です。7月の熊本地震の影響で大きな打撃を受けた県内の観光業。県の調査では宿泊施設のキャンセル額が22億7000万円あまりにのぼっています。こうした状況から回復を図るための「かごしま観光応援割」。14日から10月13日までの間、対象となる宿泊施設を最大6割引きで利用できます。上限は1人当たり2万円で予算がなくなり次第終了します。

 鹿児島市の城山ホテル鹿児島でも14日の朝受付を開始しましたが…。

(城山ホテル鹿児島・渡千左代専務)
「きょうの9時からインターネット、ウェブでの予約限定で実施したが想定以上に早く売り切れてしまい9時から1時間ぐらいで完売になってしまった」

 ホテルが直接受け付ける予約分については1時間ほどで完売したということです。

(城山ホテル鹿児島・渡千左代専務)
「1日でもしかしたらなくなるかもしれないという話は部内ではしていたがまさか1時間でなくなるというのは想定外でお客様が待ちに待っていたというところが感じられた」

 地震以降、9000人ほどのキャンセルが発生し、損失額は2億円近くにのぼるというこちらのホテル。客足の回復に期待が高まります。

(城山ホテル鹿児島・渡千左代専務)
「ひとりでも多くのお客様に来ていただけることで色んな効果もあると思う。ホテルもそうだが街中の飲食店や観光場所もお客様が増えて賑わうといいなと思う」

 一方、「かごしま観光応援割」への期待の声はこんなところでも。磯海水浴場のそばで長年営業を続けるぢゃんぼ餅の平田屋。県民からも観光客からも愛されている人気店です。しかし、熊本地震直後は例年の半分以下に客数は落ち込んだと言います。

(ぢゃんぼ餅平田屋・平田いづみ女将)
「もう落ち込みましたよ。びっくりするぐらい。みんなが静かになりましたもんね」

 今回の支援策へ期待を寄せています。

(ぢゃんぼ餅平田屋・平田いづみ女将)
「ほんと感謝しています。鹿児島に来てくれるきっかけを作るわけですからね/大いに期待しています」

 平田屋ではシルバーウィークでは初めて人手を増やして営業するということです。「かごしま観光応援割」を足がかりに観光業の盛り上がりとその先の地域経済の活性化に期待が高まります。

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