曹洞宗大本山永平寺(福井県永平寺町)で11日に開かれた「
晋山式(しんさんしき)
」で、羽仁素道貫首(92)は第81世貫首としての決意を語った。
晋山式に臨む羽仁貫首(中央、福井県永平寺町で)
午後0時半ごろ、羽仁貫首を乗せた
輿(こし)
が山門に到着した。永平寺によると、「広く世の人々の心のよりどころであり続けますよう、精励してまいる所存であります」と決意したという。
その後、
法堂(はっとう)
で「晋山開堂」が開かれ、国内外から約1000人が出席した。修行僧らの問いに羽仁貫首が答える「大問答」が行われた。
永平寺の千葉公慈臨時副監院によると、「修行で一番大切なことは」との問いには「生きている人々すべてが貴い。すべて日常のことを丁寧に修行するように」と答え、「只管打坐」について問われると、「日々の生活を大事にし、座禅を大事にしなさい」と答えたという。
晋山式に参列しただ男性(81)(福井市)は毎年、永平寺で年越しをしているといい、「悩みがあってもここへ来ると心を新たにできる。精神のよりどころのような場所」と話し、羽仁貫首の就任について「お祝いしたい」と話した。
永平寺近くで土産物販売店を営む男性(64)は「喜ばしい」と話し、「禅師様を中心にご指導いただきながら、商売に励み、お客様をお迎えしていきたい」と語った。
11日午前には、5月29日に死去した前貫首の南澤道人師の本葬儀も営まれ、多くの参列者が故人の遺徳をしのんだ。
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