「お母さん、旅行の計画をしてみました。こんなプランはどうですか」。この夏、3人男児を育てるイラストレーター&エッセイストのtomekkoのもとに、小学5年生の次男がドヤ顔で、一枚の旅行プランを持ってきました。目的地は、弟が行きたがっていた恐竜博物館のある福井県。「連れていかれる旅」から、自分たちで考え、工夫して楽しむ旅へ。旅先では、親が喜ぶだろうと思っていた水遊びのアクティビティーには目もくれず、兄弟そろって思いがけない遊びに夢中になりました。小学生だからこそ味わえる旅の醍醐味と、そこに見えた子どもたちの成長を振り返ります。
【マンガ】夫の長期出張で夫婦ゲンカ!tomekko夫妻のバトル(全6ページ)
次男が初めて旅のプランを出してきた!
長期休み、親にとってなかなかに負担の多いものですが、みなさんはどう過ごされましたか?
わが家、今年は中3長男が受験生なのであらかじめ夏休みは遠出はできないから覚悟してね、と弟たちに伝えていました。受験が終わるまでは旅行は我慢だよって。
でも、いざ夏休みが始まってみると暇を持て余した小学生の弟たちが毎日騒がしく、私も仕事が進まないし、弟たちについつい流されて長男もまた勉強が一向にはかどらないという想定外の事態に。
なんとなくわかってたけど、抑え込むとかえって暴れるのが子どもって生き物だよねぇ……。
そんなとき、珍しく次男がPCに向かって何やらメモを取ったりして、妙に静かだなと思っていると、しばらくしてドヤ顔で1枚のコピー用紙を持ってきました。
「お母さん、旅行の計画をしてみました。こんなプランはどうですか」
それは、次男と三男、そして母の3人で行く旅行のプレゼンでした。
家族みんなのことを考えたプランに脱帽
次男の本当の目的は、大好きな飛行機に乗ること。できれば好きな機種と好きな航空会社の飛行機で、かつ行ったことのない空港に行きたい。
しかし行き先に用もないのに乗ることはできないので、どうにか親の首を縦に振らせることができそうなプランを考えてきたんです。
上手いなぁと思ったのが行き先選び。自分の望みだけを詰め込むとわがままだと言われてしまうので、三男が行きたがっていた恐竜博物館のある福井県を目的地として提案してきました。福井県内には空港がなく、飛行機目的だけならおそらく選ばない目的地。あくまで味方を増やし旅行を実現するためにバランスを取った方法に、「こいつできるな……」と思わず感心してしまいました。
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中2、小4、小1の男子3兄弟に夫とほぼ男子校な日々を送っている“ポンコツ母さん”。『AERA with Kids』の「脱・カンペキ親修行」では、鋭い観察眼で子育てや家族、夫婦、教育などについて連載中。Instagramでは13万以上のフォロワーに日々育児絵日記を投稿。インスタアカウント @tomekomet
