ロシアのプーチン大統領(写真:代表撮影/ロイター/アフロ)
[ロンドン発]旧ソ連末期のロシア共和国外務次官を務めたアンドレイ・フェドロフ氏が英大衆日曜紙メール・オン・サンデー(8月30日付)で「ロシアが英国への攻撃を画策しており、ドローン(無人航空機)工場やミサイル製造企業を標的にしている」と警告している。
CIA長官のモスクワ電撃訪問で高まる緊張
米中央情報局(CIA)のジョン・ラトクリフ長官が8月25日、モスクワを電撃訪問した。ウクライナ戦争が泥沼化し、和平交渉が暗礁に乗り上げる中、ウラジミール・プーチン露大統領が国内での政治的失地回復のため冒険主義に走るのではないかとの懸念が強まっている。
標的としてウクライナ最大手のドローン製造企業ウクルスペックシステムズの英サフォーク州にある工場や、ウクライナ軍がロシア国内の深奥部攻撃に使用する長射程巡航ミサイル「ストーム・シャドウ」を製造するハートフォードシャー州の兵器メーカー「MBDA」の名が挙がる。
今年6月、ベルリン航空宇宙ショーで展示されたMBDA社の防空システム数機種(写真:ロイター/アフロ)
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プーチン大統領の「相談役」(英BBC放送)とされるフェドロフ氏は「クレムリンが北大西洋条約機構(NATO)加盟国の英国に対し直接、攻撃を仕掛けることはないだろう」と語る。NATOによるロシアへの集団的な軍事対応を招く恐れがあるからだ。しかし……。
