■速さを維持しながら快適性も磨いた新世代

 イタリアの老舗自転車ブランド「PINARELLO(ピナレロ)」がラインナップするハイエンドエンデュランスロード「DOGMA X(ドグマ・エックス)」が、2027年モデルでフルブラッシュアップされました。

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「DOGMA F」で培ったレーシングテクノロジーを受け継ぎながら、長距離ライドで求められる快適性をさらに高め、「速く、遠くまで走る」ことをテーマに設計されています。

 フレームには東レ製「TORAYCA M40X」を採用し、新しいカーボンレイアップにより高い引張弾性率を活かした優れた横剛性を実現しています。ダンシングやスプリントでは力を逃さず、登坂では軽快な加速フィールを味わえます。

 快適性を支える要となるのが、新設計の「X STAYS 2.0」です。独自のダブルアーム・4ポイント構造をさらに進化させ、接続位置やジオメトリーを最適化することで路面から伝わる振動を効率よく分散するとともに、突き上げを抑えた滑らかな乗り味を実現しています。長時間サドルに座り続けても疲労を蓄積しにくく、荒れた路面でも安定した走行をサポートします。

 フロント周りでは、楕円形ステアリングチューブを採用してケーブルを完全内装化。ヘッドチューブは幅を抑えながら奥行きを拡大することで空力性能とねじれ剛性を向上させています。高速巡航時の安定感はもちろん、ダウンヒルでも正確なハンドリングを発揮します。

 空力性能を追求した新形状へ変更されたダウンチューブは、よりスリムな断面とテーパー形状により、空気抵抗を低減しながらフレーム全体の剛性も向上しています。平坦路ではスピード維持が容易になり、ヒルクライムでは反応性の高さがライダーを後押しします。

 リアエンドにはUDH(ユニバーサルディレイラーハンガー)規格を採用しました。空力性能を損なわないクローズドデザインを維持しつつ、メンテナンス性や将来的なコンポーネントへの対応力も高めています。

 ジオメトリーは「Performance Endurance」をコンセプトに設計され、レーシングバイクらしい俊敏さを残しつつ、アップライトなポジションによって長距離でも快適なライディングを実現します。

 さらに35mm幅タイヤまで対応するクリアランスを確保したことで、最新のワイドチューブレスタイヤも装着可能となり、グラベルに近い荒れた路面でも高い安心感をもたらします。

 レーシングバイクのDNAを受け継ぎながら、快適性という新たな価値を磨き上げた2027年モデルの「DOGMA X」は、ロングライドやブルベ(長距離サイクリングイベント)はもちろん、高速グランフォンド、ヒルクライムまで、幅広いシーンでその実力を発揮します。(くるまのニュース編集部)

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