高知県内では梅雨明け以降まとまった雨が降らず、早明浦ダムは8月28日から18年ぶりに第4次取水制限に入ります。
深刻な少雨について、背景や今後の見通しを気象台で聞きました。
■渡部記者
「旧大川村役場がダム底から姿を現しています」
8月25日、「四国の水がめ」と言われる早明浦ムでは、貯水率が27.2パーセントまで下がり、ダムの底に沈んでいる旧大川村役場が3階部分まではっきりと顔を出しました。
また、四万十市を流れる四万十川でも川底が半分見える状態となりました。
県内の現状について高知地方気象台の井本忍調査官に話を聞きました。
■井本忍 調査官
「7月の上旬にかけてはまだ梅雨の状態で、それが明けてから基本的に降水量がなかったとみている。これは県内7月の降水量になるが、平年値から見ても実況値から見ても雨があまり降っていない状態で少雨が続いているとみている」
こちらは県内の7月の降水量をまとめたもので、地点の下に書かれている数字が降った雨の量となっています。
降水量が、平年と比べ多いか少ないかが色で判断できるようになっていますが、ほとんどの地点で「少ない」を示す水色になっています。
降水量は多い所でも平年に比べ60パーセント以下となっていて、高知市では平年値が357.3ミリなのに対し、177.0ミリと平年の50パーセントにとどまっていて、雨が少ない状況が分かります。
この状況は今月も続いているということですが、その理由については。
■井本忍 調査官
「偏西風が平年より北側を流れていて、太平洋高気圧が張り出していた。背の高い高気圧に覆われている状態で、よく晴れたという形になった。7月中旬から下旬にかけて高気圧に覆われて気温の高い状態が続いた。日照時間も多くなって、少雨の状態が続いたという形」
井本調査官によると、この先も少雨は続く見込みだといいます。
■井本忍 調査官
「今後1か月程度は平均気温を高い見込みでみている。雨については、向こう2週間程度はまだ湿った空気の影響を受けにくいとみていて、週間天気予報で見ても明日明後日(28日・29日)と雨マークがついているが、今までの少雨の状態を解消するほどの雨は降らないという形で見込んでいる。降水量の少ない状態はまだ続くとみている」
気象台では、少雨が続くため日照時間が長くなり、気温が平年より高い状態が続くとみていて、熱中症対策など健康管理に十分注意するよう呼び掛けています。
