
大粒の金時豆に氷をのせた人気の「沖縄ぜんざい」(右手前)と、華やかな花ぼうるとチンスコウの「王朝焼き菓子」(左奥)。飲み物とセットでそれぞれ1300円と1200円。
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公開日:2026年8月21日 11:38更新日:2026年8月21日 12:07
[胃心地いいね](893)koti(こち) 八重瀬町東風平352の1
八重瀬町の東風平中学校近くの住宅街に琉球菓子とお茶のお店「koti(こち)」はある。築67年の古民家をリノベーションした店内に足を踏み入れると、やちむんや琉球ガラス、漆器、玩具や民具などが並ぶ。街の喧噪(けんそう)から離れ、沖縄の文化を静かに楽しめる、さながらギャラリーのような空間だ。

大粒の金時豆に氷をのせた人気の「沖縄ぜんざい」(右手前)と、華やかな花ぼうるとチンスコウの「王朝焼き菓子」(左奥)。飲み物とセットでそれぞれ1300円と1200円。
琉球菓子は伝統的な作り方を丁寧に踏まえている。アガラサー(飲み物とセット税込み1100円)は黒糖たっぷりで幅広い年代に人気。鶏卵を使ったチールンコウ(同1150円)は紅色の落花生とかんきつを砂糖で煮詰めた桔餅が彩る。琉球王朝時代からある花ぼうるとチンスコウの琉球菓子(同1200円)は繊細な手仕事の技術を感じさせる。

築67年の古民家を改装した店内は、やちむんや琉球ガラスなどがギャラリーのように並び、沖縄の文化を感じさせる静かな空間。店長の吉盛ゆう子さん(左)とスタッフの松川美香子さん=7月30日、八重瀬町東風平
沖縄ぜんざい(同1300円)も人気で、西表産黒糖の粉末がやさしい甘さでアクセントとなる。
飲み物はいずれも単品700円。シークヮーサージュースや香り立つ春毛(しゅんもう)のさんぴん茶、深いりコーヒーもあり、どれもこだわりの逸品だ。
「ゆいまーる沖縄」(南風原町宮平)が2024年8月に琉球菓子とやんばる産緑茶や紅茶を楽しめる店としてオープン。ことし7月には「沖縄の文化を通じて自然、人、美、暮らしを結ぶ」をコンセプトにリニューアルした。
「島の手しごと」をより深く触れてもらおうと展示・販売品を充実させた。琉球こけしや張り子貯金箱も並ぶ。
店長の吉盛ゆう子さん(47)は「沖縄の工芸品を見ながら暮らしや文化に触れる豊かな時間を過ごしてほしい。大人がしっとりと自分と向き合える場所になれたら」と話す。琉球菓子や琉球料理、工芸や芸能のワークショップも開いている。(南部報道部・溝井洋輔)
【お店データ】営業は金、土、日曜日で午前10時30分~午後5時30分(LO午後5時)。蒸し菓子は土曜日限定。座席4席、駐車場4台、予約は不可。電話098(995)8951。

【地図】koti(こち)
