17日、仏RFIは、台湾が2026年のGDP成長率予想を11.05%に大幅上方修正し、全住民への1万台湾ドル(約5万円)の現金給付予算も計上されたと報じた。写真は台北。

2026年8月17日、仏国際放送局RFI(ラジオ・フランス・アンテルナショナル)の中国語版サイトは、台湾が2026年のGDP成長率予想を11.05%に大幅上方修正し、全住民への1万台湾ドル(約5万円)の現金給付予算も計上されたと報じた。

記事は、台湾行政院主計総処が26年の実質GDP成長率予想を前年比9.64%から39年ぶりの高水準となる11.05%に上方修正し、26年の高成長によって比較ベースが高くなる27年の成長率についても6.04%に達する見通しを示したと紹介した。

また、世界的なAI(人工知能)需要の好調を背景に、今年の輸出予測額が前年比41.19%増の9036億米ドル(約144兆円)に達するほか、実質投資成長率が過去5年で最高の11.58%、民間消費成長率も過去3年で最高の4.76%を記録する見通しだと伝えている。

さらに、頼清徳(ライ・チンダー)総統が歳入予想を3兆9266億台湾ドル(約18兆円)へと上方修正し、新規国債発行ゼロという財政状況のもとで全住民へ1人あたり1万台湾ドルを現金給付する2357億台湾ドル(約1兆1800億円)の追加予算を計上したと発表したことにも言及。その目的はAI成長の恩恵を実感しにくい層を含めた全世帯へ還元であり、家庭支援や「スマート国家2.0」などを含む5つの最優先課題を推進する方針が示されたとした。

このほか、来年の国防予算総額が特別予算を含めて初めて1兆台湾ドル(約5兆円)を突破し、1兆1225億台湾ドル(約5兆6000億円、対GDP比3%以上)に達するとの発表にも触れ、台湾が防衛力を強化する強い意向を示したと伝えた。

記事は、強固な経済成長とインフレ予想を背景に、中央銀行が9月17日の政策決定会合で政策金利を据え置くとの分析を伝えた上で、主計総処が今後のリスク要因としてAI需要の持続性や関連投資の進捗状況、AI産業拡大に伴う水や電力などのインフラ供給問題を挙げ、注視を続ける方針だと伝えた。(編集・翻訳/川尻)

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