2026.08.18

南砺市立福光美術館(富山県南砺市)で、「北からの風:棟方志功と奈良美智」が9月12日から開催されます。

本展では、青森県が生んだ世界的アーティスト、棟方志功と奈良美智の二人の作品が一つの空間で展示されます。生きる時代もジャンルも違う二人は、一見すると全く違う芸術表現を確立しています。しかし、共に代表的なモチーフは人物像であり、人間の感情そのもの、あるいは個を超えた大いなるものが発露して人を成しているかのように、いずれも観る者の心に強く訴えかけてきます。

その芸術的根底には、同郷の青森という北の風土が共通して根差しています。青森の厳しくも美しい自然や、北方文化の流れ込む本州最北端の歴史文化、その土地で生まれ育ったことが、日本を超えて世界的に受け入れられる二人の芸術家の重要なエッセンスではないでしょうか。

二人のタイアップによって、青森という土壌が醸成させた、それぞれの深い精神性が垣間見えるような空間を堪能してみてはいかがでしょうか。

北からの風:棟方志功と奈良美智

会場:南砺市立福光美術館(富山県南砺市法林寺2010)

会期:2026年9月12日(土)~ 10月25日(日)

開館時間:9:00~17:00(入場は16:30まで) ※9月12日は10:00開場

休館日:火曜日休館(9月22日は開館、24日休館)

入館料:一般1,200円/高大生210円/中学生以下無料

アクセス:
JR城端線福光駅から車で約10分
東海北陸自動車道福光ICから車で約15分

詳細は、南砺市立福光美術館公式サイトまで。

本展の見どころ
【棟方志功:大作を含む約30点以上】

青森県立美術館所蔵の大型作品や、棟方志功記念館所蔵作品の《審判の柵》などをメインに、南砺市立福光美術館の棟方志功コレクションを加えた特別なセレクションが展示されます。

棟方志功《審判の柵》 棟方志功記念館蔵
棟方志功《虎猫図》 青森県立美術館蔵
棟方志功《花矢の柵》 青森県立美術館蔵
【奈良美智:50点以上】

青森県立美術館コレクションを中心に50点以上が展示されます。作家所蔵の2026年の最新作《Guitar Girl》《Beat the Boots》の2点も特別に披露されます。

奈良美智《White Riot》 青森県立美術館蔵 ©Yoshitomo Nara
奈良美智《The Last Match》 青森県立美術館蔵 ©Yoshitomo Nara
【特別映像上映】

奈良美智氏の本展取材特別インタビュー映像と、棟方志功氏の制作風景映像を2階コレクション室にて特別放映されます。

青森の風土と圧倒的なエネルギーを根底に持ち、時代や表現形式を超えて世界の観客を魅了し続ける棟方志功と奈良美智。本展は、二人の作品が一つの空間で交差し、それぞれの作品の奥深くに潜む精神性や命の鼓動を感じ取ることができる貴重な機会となります。奈良美智氏の2026年最新作や、棟方志功のダイナミックな大作群をはじめ、ここでしか出会えない特別映像展示など見どころが満載です。北の地から吹き抜ける芸術の新しい風を体感しに、ぜひ南砺市立福光美術館へ足を運んでみてはいかがでしょうか。(美術展ナビ)

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