戦国時代に、紀州を平定したのちの豊臣秀吉や弟の秀長らと、その時期の和歌山に関わる資料などを集めた企画展が、和歌山市立博物館で開かれています。
企画展「秀吉・秀長と和歌山」では、戦国の世に激動の時代を迎えた和歌山の様子を、今に伝える72件の資料が展示されています。
信長の紀州攻めで落とされた、雑賀衆の城・中野城跡から出土した陶磁器や、雑賀衆の拠点の一つで現在の本願寺鷺森別院に築かれた、堀にかけられた橋の橋脚、雑賀鉢と呼ばれる雑賀衆の兜や火縄銃からは、当時の和歌山の緊迫した様子が伝わってくるようです。
このほか、秀吉による太田城の水攻めを描いた絵の実物や、秀吉の紀州平定後に秀長が紀南の有力者に送った、治安維持に関する直筆の書状など、権力者の支配下に置かれていく和歌山の様子も見て取れます。
和歌山市立博物館の冨永里菜館長は「天下人となっていく信長や秀吉・秀長兄弟らと戦った雑賀衆に焦点を当てた資料などを通して、戦国時代の和歌山の様子を見ていただければ」と話しています。
この企画展は、10月4日まで開かれています。
テレビ和歌山
