台風15号の今後の見通しについて気象予報士・穴澤さんの解説です。

今回の台風は異例の“逆走台風”となっています。まずは、これまでの進路を振り返ります。

今回の台風は非常に複雑な動きをしています。太平洋高気圧周辺の風に流され、はじめは北寄りに進んでいましたが、次第に西寄りへと向きを変え、11日午後5時には茨城県沖を進んでいます。この先の台風の進路予想。

このあと台風は上空にある寒気を伴った渦(寒冷渦)に引き寄せられる形で茨城県付近に上陸する可能性が高まっています。上陸したあとは陸上で急速に勢力を落とし、熱帯低気圧に変わりながら本州を進む見通しです。

台風が離れるにつれて岩手県内は風は次第に収まる予想ですが、12日も大雨には引き続き警戒が必要です。このあとの雨雲と風の予想です。

11日午後9時から動かします。沿岸で雨雲が面的に予想されていますが、どちらかというと局地的に雨雲が発生・発達しそうです。

これは、台風が持ち込んだ暖かく湿った空気がのこる所に上空に寒気が流れ込んできます。こうなると、山沿いだけでなく広い範囲で大気の状態が不安定になります。12日昼頃の天気急変リスクです。

宮古から陸前高田の沿岸部だけでなく、盛岡から北上付近にかけて天気急変の可能性が高い紫色の表示となっています。

雷をともなって雨が激しく降る所もありそうです。沿岸ですでに大雨となっている所がありますがさらに雨量が増える恐れがあります。落雷や突風、ひょうにも注意が必要です。

今回の大雨は長期戦です。土砂災害は雨がやんだあとに発生することもあります。危険な場所には近づかず、引き続き警戒を続けてください。

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