千葉都市モノレール(千葉市稲毛区)が乗降客数累計6億人を達成した。これまで6年ごとに1億人ずつ積み重ねていたが、累計5億人を達成した2021年から5年とペースを早めた。市のいわゆる「1キロ条例」により駅周辺の市街化調整区域でも住宅建設が可能になったことで、沿線住民が増加している状況が後押しした。
同社運輸管理課によると、1988年に開業し昨年度の1日平均乗車は5万7860人。沿線住民が増えたことや遠方利用が増えたことが一因とみている。
沿線住民の増加は06年に施行された「1キロ条例」が背景にある。駅周辺から1キロ以内の市街化調整区域の規制を緩和し、住宅建設を可能とした。市宅地課は駅周辺の人口増加につながり、コンパクトな市街地形成や駅を核としたにぎわいの維持に貢献していると説明する。
同課によると、同条例は同区域の開発抑制を基本としつつ、コンパクトな街づくりを目指すことを目的に施行された。駅周辺の店舗や公共施設を有効に活用し、高齢者や障害者の生活の利便性を考慮した。
6億人の達成は7月18日付。同社はラッピングしていない1車両に記念ヘッドマークを付けて運行している。期間は約3カ月間を予定する。
(大村慧)
