公開日:2026.08.09

1976年、被爆30年の節目に出版された証言集『ナガサキを語り継ぐ』。高校生が自ら被爆者に取材してまとめたこの一冊を企画した一人が、当時高校3年生だった吉岡輝彦さんでした。そして輝彦さんが取材した相手の一人が、母・加代さんだったのです。

加代さんは8歳の時、長崎で被爆しました。東京生まれ、戦況悪化にともない神戸へ疎開、そして1945年、母の実家がある長崎・平戸小屋へ——疎開からわずか3週間後の8月9日。母が長崎駅へ荷物を取りに出かけた直後の午前11時2分、原爆が投下されました。

弟の手を引いて防空壕へ走った8歳の加代さん。対岸の惨状を見つめながら、帰らぬ母を3日間待ち続けた記憶。桟橋で被爆し、沈む舟から泳いで生還した母。そして、戦地から帰らなかった父——。戦争と原爆によって多くを奪われながらも、家族で支え合い生き抜いた日々を、89歳になった加代さんが振り返ります。

この記事の取り組みは、以下の目標に寄与することを目指しています

●目標4. 質の高い教育をみんなに
すべての人に包摂的かつ公正な質の高い教育を確保し生涯学習の機会を促進する

●ターゲット4.7
2030年までに、持続可能な開発のための教育及び持続可能なライフスタイル、人権、男女の平等、平和及び非暴力的文化の推進、グローバル・シチズンシップ、文化多様性と文化の持続可能な開発への貢献の理解の教育を通して、全ての学習者が、持続可能な開発を促進するために必要な知識及び技能を習得できるようにする。

Share.