2026.08.07
小野薬品は6日、線維症を対象とした創薬で実績のあるMediar社と、線維性炎症性疾患に対する新規抗体医薬品の創製を目的とした創薬提携・オプション契約を締結したと発表した。
同契約に基づき、小野薬品とMediar社は、線維性炎症性疾患を対象として、抗体医薬品候補の探索・創製を共同で進める。Mediar社は、抗体創薬に関する研究能力ならびに線維化研究プラットフォームから得られる生物学的知見を活用して研究活動を実施する。
小野薬品は、同提携で創製される抗体医薬品候補を全世界で独占的に開発・製造・商業化するオプション権を保有する。
なお、小野薬品のコーポレート・ベンチャー・キャピタルであるOno Venture Investment社.は、2021年3月に完了したMediar社のシード・エクステンション資金調達ラウンドに投資家シンジケートの一員として参画しており、以降、Mediar社と協力関係を構築してきた。
小野薬品は、免疫・炎症を含むアンメットメディカルニーズの高い重点領域において研究開発パイプラインの強化に取り組んでいる。同提携を通じて、革新的なバイオ医薬品の創出を加速し、線維性炎症性疾患に苦しむ患者に新たな治療選択肢を提供することを目指す。
◆勝又清至小野薬品執行役員研究本部長のコメント
線維性炎症性疾患は、依然としてアンメットメディカルニーズが高い領域であり、意義ある新たな治療の実現には、革新的なバイオ医薬品の創出が重要であると考えている。
Mediar社は、線維化領域および抗体創薬において深い科学的専門性を確立している。Mediar社の強みと当社の免疫・炎症領域での研究経験を組み合わせることで、患者さんに新たな治療選択肢となり得る新規抗体医薬品の創製を目指す。
◆Rahul Ballal Mediar社最高経営責任者(Ph.D.)のコメント
小野薬品との戦略的提携はMediar社にとって重要なマイルストンであり、線維性疾患において主要な原因細胞である筋線維芽細胞に直接アプローチすることで新たな治療可能性が切り拓かれつつあることを示すものである。
当社の抗線維化創薬に関する専門性を活かし、幅広い疾患に対して新たな治療候補の創出を推進していく。

医薬通信社
