建築現場で熱中症が増える中、スポットクーラー導入や冷たい飲み物の常備、無理をせず早めに休む体制づくりなど、現場と会社が熱中症対策を強化しています。
職場での熱中症による死傷者数が、近年増えています。
そうした中、建築現場では熱中症に対して、どのような対策が行われているのか。
佐々木さんが取材しました。
戸建て住宅の建築現場です。
(記者)
「うわ~暑い!空気の流れがほとんどなくて、熱と湿気がこもった感じがします。じっとりとした暑さです」
県内で注文住宅を中心とした事業を展開するこちらの会社には、66人の専属大工がいて、年間170棟以上の着工数があります。
この現場の大工、久米啓之さんです。
もくもくと作業をこなす久米さんの額から、汗が吹き出します。
そんな久米さんの熱中症対策は…。
(大工・久米啓之さん)
「く~最高」
2026年から導入したスポットクーラーです。
(大工・久米啓之さん)
「まだ断熱材が入ってないから全然冷えない。外の熱気が中に全部入ってくる。(クーラーの)前だけ涼しい」
このほか、持参した冷蔵庫に水やお茶などを入れておくことで、冷たい飲み物を補給。
作業で火照った体を、内側からも冷やしていきます。
(大工・久米啓之さん)
「水とか麦茶とか、こっちにちょっとしたゼリーとか」
建設業における全国の熱中症の死傷者数は、2021年からの5年間で1038人にのぼり、業種別の中でみると製造業に次ぐ2番目の多さです。
(大工・久米啓之さん)
「頑張りすぎないのが大事、無理したら倒れたりするので、危なくなる手前ですぐに休むことを意識している」
この会社では2026年4月、関係者が集まる会議で熱中症対策について確認したほか、2027年中に、全ての現場にスポットクーラーを設置することを検討しています。
