2026年8月1日 11:00

公衆トイレの設置費用に疑問の声
香川県高松市にあるJRの無人駅の公衆トイレが物議を醸しています。プロジェクションマッピングで幻想的な光の演出が施されていますが、設置のために県が投じた税金の額に驚きの声が上がっています。
■和式のくみ取り式が“光るトイレ”へ
(地元の住民)
「高い!高いと思います」
「1億円って聞いたら、え?って思った」
問題となっているのは、2026年3月に香川県高松市のJR鬼無駅前に設置されたトイレ。
プロジェクションマッピングを備え耳に心地いい音楽と天使の羽をモチーフにした光の演出が特徴で、まさに“光るトイレ”です。
中はいたって普通ですが、多目的トイレもあり、きれいな内装になっています。もともと鬼無駅にあったトイレは男女共用で和式のくみ取り式でした。
(地元の住民)
「ぼっとん便所で、ペーパーの備えつけもなければ水洗、水が全然流れてなかったので。衛生的には全然よくないですね」
衛生環境を巡り、改善を求める声も多かったといいます。ところが…。
(JR四国)
「トイレの改修に投資する資金も乏しいということなので、できたら撤去したい。」
JR四国が改修しない方針を発表。そこで名乗りを上げたのが香川県でした。県は、現在の“光るトイレ”を新設。費用は1億円に上りました。
トイレに1億円の税金を投じた理由として、県は、鬼無駅の近くには県立高校があり、多くの生徒が利用することをあげています。さらに鬼無の特産である松盆栽を目当てに、多くの外国人観光客も訪れることから、新たな観光名所になることを期待しているということです。
このアート要素を取り入れた夜光るプロジェクションマッピングは、1日に2回、投影されています。平日は、天使の羽で、土曜日と日曜日は他の種類のプロジェクションマッピングが投影されています。投影するアートは公募し、若手アーティストの育成も図れるとしています。
■観光効果はあるのか 1億円トイレに広がる賛否
(地元の住民)
「盆栽の産地ですから、なんとかね、いろんな人を呼び込もうということについては、ありがたい」
「こうやって話題に挙げていただけるだけで、ちょっとでも香川県が有名になったらいいかなと思います」