韓国のファッション通販「ムシンサ」に出店したNARSの商品=MUSINSA(c)news1

韓国のファッション通販「ムシンサ」に出店したNARSの商品=MUSINSA(c)news1

【07月18日 KOREA WAVE】バーバリー、NARS、エスティローダーなど海外の高級化粧品ブランドが、韓国市場で主要な通販サイトと提携し、オンライン販売を拡大している。

「Kビューティー」が世界的に注目される中、韓国のトレンドに対応したい化粧品ブランドと、取り扱い商品の拡充によって新規顧客を呼び込みたい通販サイト側の思惑が一致したとみられる。

流通業界によると、ムシンサ・ビューティーには最近、世界的な高級化粧品ブランドNARSが出店した。

ムシンサ・ビューティーは11日、「What Makes You Blush?」をテーマにオンライン発表会を開催し、NARSの新商品となるリキッドチークを公開した。

リキッドチークは、NARSを代表するパウダータイプのチークカラーを液状にした商品だ。新商品のうち「オーガズム・ファンタジー」と「イッティ・ビッティ」など一部カラーは、ムシンサ・ビューティーが1カ月間、先行販売する。

ムシンサ・ビューティーは2026年1月に化粧品ブランドMAC、3月にはイタリアの高級ブランド、ミュウミュウの化粧品を導入した。NARSの出店によって、高級化粧品の品ぞろえをさらに強化する方針だ。

ネイバープラスストアも、2025年10月に刷新した高級品専門コーナー「ハイエンド」で、化粧品カテゴリーを拡充している。2026年1月にシャネル・ビューティー、3月にプラダ・ビューティーが出店し、7月にはバーバリー・ビューティーが加わった。6月時点で、ハイエンドに出店する高級化粧品ブランドの取引額は約2倍に増えた。

ビューティー・カーリーは、エスティローダー、ラ・メール、アルマーニ・ビューティー、ドルチェ&ガッバーナ・ビューティー、エルメス・パルファン&ボーテなどを取り扱っている。

新世界グループ系列のファッション通販「Wコンセプト」は、SSGドットコムと連携し、実際に百貨店へ出店しているブランドの商品を販売している。品ぞろえが幅広く、信頼性も高いとの評価を得ている。

海外高級化粧品ブランドが韓国でオンライン販売を積極的に拡大する背景には、消費行動の変化がある。

かつては高級なイメージを維持するため、百貨店で質の高い接客を提供することにこだわっていた。しかし現在は、SNSやライブコマースに慣れた20~30代女性の購買傾向に合わせ、オンライン販路を確保する必要性が高まっている。

特定ブランドに対する消費者の忠誠度も以前ほど高くない。美容トレンドの移り変わりが速く、Kビューティーが新しい発想の商品を相次いで投入して世界市場を攻略しているためだ。流行を先取りする韓国市場で消費者の反応を素早く把握し、対応することが、高級ブランドにとっても新たな生存戦略となっている。

AIエージェントによる買い物が現実になりつつある中、顧客や商品別の販売データを蓄積する重要性も増している。通販サイトとの提携で大量のデータを確保し、顧客管理やブランド戦略、AIを中心としたシステムへの転換に活用できるという。

業界関係者は「海外の化粧品ブランドが積極的なマーケティングに乗り出し、新たな販売経路を探している」と説明した。

その上で、「通販サイト側も、高級化粧品ブランドを誘致すれば新たな顧客層を獲得できるほか、限定企画商品の発売によって顧客の定着を促せるため、誘致に積極的だ」と述べた。

(c)news1/KOREA WAVE/AFPBB News

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