
メキシコペソや豪ドルなど投資家にとって魅力的な通貨の最新状況について、これまでの動向や注目ポイントについて解説します。
作成日時 :2026年7月3日15時00分
執筆・監修:株式会社外為どっとコム総合研究所 シニア為替アナリスト 神田卓也
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NZドル/円(4時間足)
※レポート内の為替レート・チャートは外為どっとコム「外貨ネクストネオ」を参照
先週のNZドル/円は乱高下する展開
一時91.00円台まで下落しておよそ2カ月半ぶりの安値を付けましたが、29日には91円台半ばへと反発。30日には木原官房長官の円安けん制のトーンが低かったとして円買い介入への警戒感が低下すると、円売り主導で約1円上昇して92.47円前後を付けました。しかし、2日には一転して91円台半ばへと1円近く反落。財務省関係者が、円安けん制のトーンが低いのは戦略であるとして、不意打ちの実弾介入が行われる可能性を示唆したことで円が買い戻されました。ただ、この日発表された米6月雇用統計が予想を下回り、連邦準備制度理事会(FRB)の早期利上げ観測が後退する中、株高を背景に対ドルを中心にNZドル買いが進み、NZドル/円も下げ渋りました。3日のアジア市場でもリスクオンの流れとなる中で92円台を回復。15時時点では92.11円前後で推移しています。
今週のNZドル/円の注目ポイントはRBNZ
今週は8日にNZ中銀(RBNZ)が政策金利を発表します。イラン情勢の落ち着きに伴い原油価格がほぼ元の水準に低下したことなどから、今回も政策金利を2.25%に据え置くのではないかとの見方が一部にあります。しかし、1-3月期の時点でインフレ率が3%を超えていたことを考えると、約3年ぶりに利上げに転じる可能性が高そうです。なお、RBNZのブレマン総裁は前回の5月理事会後に「理事会は経済に不必要な変動を回避しつつ、インフレ率を目標に戻すことに引き続き注力する」と表明。「総合的に判断して、政策金利は従来の想定より早期かつ大幅に引き上げられる可能性が高い」と述べています。それだけに、市場の関心は今回の利上げの有無よりも将来の利上げペースに向かっていると考えられます。現時点で、NZ金利市場は年末までに2.3回(合計58bp=0.58%ポイント)の利上げを見込んでいます。金利面から見ると、今回の25bp利上げプラス年内あと1回の25bp利上げ示唆だけではNZドルの押し上げには力不足と言えそうです。
NZドル/円の見通し
予想レンジ
91.000~93.250円
基調
もみ合い
今週の注目ポイント
☆7/8 RBNZ政策金利
・主要国株価、国際商品価格
NZドル/円(NZD/JPY) FX為替レート・チャート

外為どっとコム総合研究所 シニア為替アナリスト
神田 卓也(かんだ・たくや)
1991年9月、4年半の証券会社勤務を経て株式会社メイタン・トラディションに入社。 為替(ドル/円スポットデスク)を皮切りに、資金(デポジット)、金利デリバティブ等、各種金融商品の国際取引仲介業務を担当。 その後、2009年7月に外為どっとコム総合研究所の創業に参画し、為替相場・市場の調査に携わる。2011年12月より現職。 現在、個人FX投資家に向けた為替情報の配信を主業務とする傍ら、相場動向などについて、経済番組専門放送局の日経CNBC「朝エクスプレス」や、ストックボイスTV「東京マーケットワイド」、ニッポン放送「飯田浩司のOK! Cozy up!」などレギュラー出演。マスメディアからの取材多数。WEB・新聞・雑誌等にコメントを発信。
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