中国人民銀行は国務院新聞弁公室が7月15日に行った記者会見で、上半期には金融政策の実体経済を支援する効果が顕著だったと表明しました。
中国人民銀行(中央銀行)は国務院新聞弁公室が7月15日に行った記者会見で、上半期には金融政策の実体経済を支援する効果が顕著だったと表明しました。
状況としては第一に、資金供給の総規模が合理的な増加を維持したことです。6月末時点での、市場全体に供給される通貨の量を示すM2は前年同期比8.0%増で、社会融資総量(実体経済が、金融機関およびそれ以外のルートにより調達した資金の総額)の残高は同7.4%増で、いずれも名目GDPの伸びを上回りました。上半期における元建て貸出は10兆7200億元(約257兆円)増加し、債券による資金調達も8兆5100億元(約204兆円)増加しました。
第二に、資金調達コストが過去最低水準でした。6月に新規実行された企業向け融資の加重平均金利は前年同期から約20ポイント低下して約3.0%でした。個人向け住宅ローン金利は前年同期とほぼ横ばいで約3.1%でした。
第三は、貸出構造の改善が続いたことです。6月末時点の小規模および零細事業者向け総合支援融資の残高は前年同期比8.3%増、製造業向け中長期貸出は同5.9%増、不動産を除くサービス業向け中長期貸出は同9.2%増で、いずれも融資全体の伸び率を上回りました。
第四は、金融市場が安定して推移したことです。10年物国債の利回りは1.73%前後で推移しました。6月末の人民元相場は、主要通貨(通貨バスケット)に対して前年末比で4.7%上昇し、対ドルでは同3%の上昇でした。
中国人民銀行は、次の段階においても適度な金融緩和策を引き続き実施し、目先の景気変動に対応する柔軟な政策と、中長期的な視点に立ったマクロ経済調整の取り組みを強化します。そして内需の拡大と供給の最適化に注力して経済発展の動力を強め、「第15次五カ年計画」の良好なスタートを支援していきます。(提供/CGTN Japanese)
