2026年07月15日 21時30分
メモ


イギリス政府が16歳未満のSNS利用の全面禁止に続いて、16歳・17歳のティーンエイジャーについても、深夜0時から朝6時までの夜間はSNSの使用を禁止する方針を打ち出しました。

Social media restriction pilots: Qualitative research with 13 to 17-year-olds in the UK – GOV.UK
https://www.gov.uk/government/publications/social-media-restriction-pilots-qualitative-research-with-13-to-17-year-olds-in-the-uk


オーストラリアは2025年に世界初の「16歳未満のSNS禁止法」を制定し、2025年12月から運用を開始しています。

世界初の「16歳未満のSNS禁止法」がオーストラリアでスタート、TikTok・X・Instagram・YouTubeなどが対象 – GIGAZINE


イギリスはこのオーストラリアの法律を参考に、「オーストラリア・プラス」と呼ばれる規制案を作って2027年から施行する予定です。「オーストラリア・プラス」では18歳未満の若者を対象として深夜のSNS利用を制限する措置を講じることが検討されていましたが、リズ・ケンダル技術大臣は改めて、16歳・17歳を対象とした、夜間(0時~6時)のSNS使用禁止命令を示しました。

すでに、Snapchat、TikTok、YouTube、Instagram、Facebook、Xなどのプラットフォームの利用を16歳未満のティーンエイジャーに対して禁止する方針は固まっていますが、今回ケンダル大臣が示した「16歳・17歳が夜間に使用してはいけないSNS」も同じプラットフォームを対象にしているのか違うのかは明言されていません。

イギリス政府は、ティーンエイジャーが16歳になった瞬間から中毒性の高い機能にさらされることを懸念しているとのことで、16歳・17歳のティーンエイジャーを対象として、続々と次の映像を流し続ける自動再生・無限スクロール機能をデフォルトで無効とすることも決めています。

この措置についてケンダル大臣は「若者が必要な睡眠を取ったり、学業に集中したり、家族や友人と質の高い時間を過ごしたりする上で、極めて重要なものです」と説明しています。

ただし、オンライン上の子どもの権利を求める運動を行っている団体・5Rights Foundationのビーバン・キドロン氏は「自動再生や無限スクロールをデフォルトでオフにするのは子どものためではなく、コンテンツのためにすぎません。保護者も専門家も、そのような変更は臨んでいませんでした」と述べました。

なお、未成年者のSNS利用禁止措置については、EU全域でも検討が進められています。

子どもを守るためのSNS制限法制定をEUが検討中 – GIGAZINE


ただ、未成年SNS禁止法を運用しているオーストラリアでは、「未成年のSNS利用を禁止する」という対応の根幹となるべき年齢確認が機能していないことが指摘されています。

オーストラリアの「未成年SNS禁止」は年齢確認が機能していない – GIGAZINE

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