W杯を現地取材したライターと編集者が“日本代表の敗因”を検証する。3刷重版と話題の新刊『逆転監督 森保一』の著者が、ブラジル戦2日前に見た異変とは? 【全3回の2回目/第1回、第3回も公開中】

練習数分前に「申し訳ありません…」

――ブラジル戦の2日前に話を戻すと、練習直前にいつもと違うことがあったそうですね。

「W杯期間中の練習は基本的に冒頭15分間がメディアに公開され、それ以降は非公開になる流れだったんですね。ただ、ブラジル戦の2日前は急遽、冒頭が非公開になり、その後に公開される流れに変更されたんです」

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――いつ変更されたんですか?

「練習が始まる数分前でした。森保監督は練習前にピッチをぐるっと歩いてメディアに挨拶するのをルーティンにしており、この日も森保監督は挨拶を始めていました。そこにスタッフが駆け寄ってきて何やら事情を伝え、広報スタッフも呼ばれ、最終的に齊藤俊秀コーチが加わりました。その直後、森保監督と広報から『申し訳ありません、冒頭を非公開にさせてください』とアナウンスがあったんです。

 これまでの活動でも冒頭が非公開になることはたびたびありましたが、ブラジル戦2日前の練習直前に変更になったので驚きました。

 スウェーデン戦からブラジル戦は中3日しかなく、さらにこの日はナッシュビルの最終日でホテルを引き上げ、すべての荷物を持ってヒューストンに向かう必要がありました。スタッフも時間がない中、ぎりぎりの準備を強いられていることが伝わってくる場面でした」

決勝トーナメントは「時間との戦い」

――ある意味、プランに乱れが見られたわけですね。非公開となった冒頭で何を行ったんでしょう?

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