総合調査船の「科学」が7月4日、母港の青島を出港し、約40日間にわたる2026年度の西太平洋科学調査の共同利用航海を開始しました。

総合調査船の「科学」が7月4日、母港の青島を出港し、約40日間にわたる2026年度の西太平洋科学調査の共同利用航海を開始しました。2010年にこの共同利用航海が始まってからの15回目の出航です。

今回の航海では、「西太平洋の主要海流系と暖水塊の変異およびその気候・環境への影響」と「西太平洋における複雑な地質・地形の変遷とその資源・環境への影響」という二つの重要な科学の課題を巡って、海洋と大気の相互作用、物理海洋学、海洋生態・生物学、海洋化学、海洋地質学など多分野にわたる総合観測を同時に実施します。

本航海には、定点係留ブイや移動式水中グライダーによる観測と船上での断面観測という点と面を組み合わせた共同観測体制が採用されました。中でも中国が独自開発して運用している「琅琊」シリーズのブイは、地球温暖化の鍵を握る熱帯西太平洋暖水塊における海気界面(海洋と大気の境界)での変動プロセスについて高頻度かつ高精度の観測を実施して、海気界面での熱、運動量、物質交換量を正確に推定し予測します。このことは、地球温暖化の予測や対策、中国のカーボンピークアウト(二酸化炭素排出量の増加を減少に転じさせる)とカーボンニュートラル(二酸化炭素排出量を差し引きでゼロにする)戦略の推進にとっての極めて重要な意義を持ちます。(提供/CGTN Japanese)

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