
280ページ。定価1650円(税込み)。「紅い沖縄認知戦~中国の行動原理を暴く~」
沖縄をターゲットにした中国の情報戦、県内の反基地・反自衛隊活動の実態、名護市辺野古沖で起きた抗議船転覆事故などの最新レポート「紅(あか)い沖縄認知戦~中国の行動原理を暴く~」(仲新城誠著)が29日、産経新聞出版から発売される。
台湾に近く、尖閣諸島を含む対中最前線の八重山で長年、沖縄八重山日報の記者として活動してきた著者の取材体験から、沖縄を取り巻く安全保障環境の現在地が語られる。
「沖縄は日本ではなく、中国の領土だった」「沖縄県民は先住民族」と主張する中国のプロパガンダが激化している。沖縄八重山日報も巻き込んだ情報工作の一端が明かされる。
1970年代から尖閣諸島を狙い続けてきた中国の動き、石垣島で尖閣問題をライフワークに、徒手空拳で中国の圧力と戦っている仲間均石垣市議の軌跡も紹介する。
自衛隊の活動を妨害したり、地域社会から隊員を排除しようとする差別的な雰囲気が沖縄で強まっている現状も報告。隊員の家族が思いを綴った手記を掲載している。
辺野古沖の抗議船転覆事故、安和桟橋の死傷事故で真相に鋭く迫るスクープを連発する産経新聞・大竹直樹那覇支局長の姿も追う。「オール沖縄」勢力の現状や、知事選直前の沖縄の政情にも触れている。
著者は「沖縄が日本から分断されれば、沖縄、日本の双方に大きな悲劇を招く。だからこそ中国の情報戦を過小評価してはいけない」と訴える。