滋賀レイクスを応援してくださるすべてのファミリーの皆様、いつも熱いご声援に心より感謝申し上げます。
2026-27シーズンのチーム編成について、眞庭城聖GMの視点から、チーム全体と全スタッフおよび各選手個々について、新シーズンに向けた編成意図をご説明いたします。
来季は「B.LEAGUE PREMIER(Bプレミア)」開幕という記念すべきシーズンとなります。競技面で言うと「オンザコートルール」が改正され、試合スケジュールにおいても2日間の連戦が減る一方で、平日ゲームや遠征が増えるという大きな変更点があります。
中期目標「LAKE UP 5 GOALS」における3シーズン目の目標は「チャンピオンシップ進出」となります。新たに指揮官に就くフェルナンド・カレロHCの下、選手・チームスタッフが一丸になって戦ってまいります。
※ユース育成特別枠は現時点でのロスターには含めておりません。
眞庭城聖GMコメント
2026-27シーズンは滋賀レイクスにとって、再び30勝到達を目指し、その先のチャンピオンシップ出場、最終目標である優勝へと繋げていくためにチャレンジングなシーズンになると考えています。
2025-26シーズンは、滋賀レイクスにとってステップアップを果たすことができた一方で、クラブの目標である30勝には届かなかった課題の残るシーズンでもありました。
Winning Culture構築期の3年目となり、Bプレミア開幕を迎える来季は、オンザコートルールの変更やイレギュラーなゲームスケジュールの実施など様々な大きな変化が予想されるシーズンとなります。変化に柔軟に対応しながら、同時に結果も求められます。そのため、”キーサクセスファクター”を明確に意識しながらチーム編成を進める事が極めて重要だと考えました。
来季の編成は「機動力・運動能力・身体能力」を特に重視しました。トランジションオフェンスを推進できる機動力、ソリッドなディフェンスを体現できる運動能力、そして「オンザコートフリー」が採用されることから、リム周りで戦える事とサイズに対応できる身体能力の強化を図っています。
コアメンバーを維持しつつ、強化方針に合致する選手を補強する事で目標達成に挑戦します。
編成ポイント
継続性と新規選手の融合
チームのコアメンバーを継続する事で、カルチャーの更なる向上、経験の蓄積によるパフォーマンス向上、チームを勝たせられる選手になるための個々の成長、そしてトランジションバスケの練度アップを図ります。
その強固なベースの上に、新規加入メンバーには特に「ディフェンスリバウンドの改善」と「シュート精度の向上」、さらにハイレベルなディフェンスの体現を期待して補強を行いました。この継続と新規の融合により、チームのフィロソフィーである「トランジションバスケとソリッドなディフェンス」をより高い次元で発揮できるチームになると期待しています。
アスレチック能力の重視
Bプレミアで戦う上でリム周りでの競り合いが非常に重要な要素になると認識しています。オフェンスではフィニッシュ力とオフェンスリバウンド、ディフェンスではディフェンスリバウンドの高さに対する競争力が必要です。今回の補強では、このアスレチック能力に優れた選手の獲得を明確なテーマとしています。特にゼイビア・スニード、須藤タイレル拓、駒水大雅ジャックはこの部分を更にハイレベルに強化してくれる選手だと期待しています。
トランジションバスケとディフェンス力の更なる向上
今シーズンはポゼッション、ペース、スティールではリーグ上位の数値を記録しましたが、オフェンス効率はまだリーグ下位にとどまっています。この改善のため、ハーフコートバスケのクオリティー向上は必須である一方、レイクス最大の武器であるトランジションバスケのクオリティーも更に追求します。
継続メンバーと新規加入メンバーは全員が走れるスピード感のある選手であり、3ポイントも打てる構成となったためトランジションでの得点力は大きく向上すると予想しています。また、トランジションバスケと表裏一体の関係にあるディフェンス力の強化も重要です。身体能力の高さはバーティカルな部分だけではなく平面での運動量にも繋がります。スピードとフィジカルを兼ね備えた選手をバランスよく配置する事によって「ソリッドなディフェンス」のクオリティーを更に高めます。
ハーフコートバスケの向上
前述の通りオフェンス効率の改善は必須であり、ハーフコートバスケの質を改善しなければ安定的な勝利を積み重ねる事は難しくなります。そのキーポイントとして、異なるタイプのハンドラーの増加と良好なスペーシングを取れるメンバー構成を重視しました。
継続している游艾喆、野本大智、田原隆徳、岡田泰希、西田陽成らのガード陣に加え、新規加入してきた駒沢颯、須藤、スニードはハンドラーとしてオフェンスの核となるポテンシャルを秘めており、それぞれの能力を発揮してくれると期待しています。
また、継続フォワードの江原信太朗に加え、日本人ビッグマンとして加入してきた駒水は外角のシュートも上手く、ペイントのスペースを広げることができます。これにより、ザック・オーガストとライアン・クリーナーのダイブやハンドラー陣のペイントアタックもより効果的に機能すると予測します。
ブースターとの一体感
今シーズンは「Get hyped」をスローガンにパートナーおよびブースターの皆様と共に「滋賀で熱源を生む」ことをコンセプトに掲げ、劇的な逆転勝利やクラッチタイムで勝利を掴む試合も増えました。来シーズンも、今シーズン築いた熱源をさらに昇華させるため、魅力あるバスケの展開と、リーグトップレベルのスピード感あふれるバスケを体現していきます。
30勝という未達の目標、その先のCS出場という夢を叶えるため、より強固なチームづくりを目指します。
チームスタッフ
ヘッドコーチ
来季から新たに加入したフェルナンド・カレロがチームを率います。入団コメントでも述べた通り、グローバルな経験を豊富に持つコーチであり、レイクスのフィロソフィーと戦術思想が合致している事から、さらにハイレベルなバスケを展開してくれると期待しています。異色の経歴を持つフェルナンドならBプレミアの大きな変化にも柔軟に対応し、的確にチームを導いてくれるでしょう。
選手・スタッフに対して信頼感を持って接する事で、彼らに自信を与え、能力を最大限に発揮させるリーダーになると予測しています。これまでレイクスが積み上げてきたカルチャーをしっかりと背負いながら、チームをより高いステージへと導いてくれることを期待しています。
コーチングスタッフ
Bプレミアはイレギュラーなゲームスケジュールとなるため、アシスタントコーチ陣のスカウティング力は極めて重要な要素の1つとなります。
新加入のジュレン・フォーニエスACは主にヨーロッパで長く経験を積んでおり、オフェンス・ディフェンス両面の分析力に優れていることが強みです。これに加えて継続組の経験豊富な髙橋哲也AC、今年からアシスタントコーチへ役職変更した桶谷健人AC、ACとしては在籍最長の3年目となる森一史ACを加えた4名でスカウティング体制の強化を図ります。
池松ほのか通訳兼スキルコーチには、引き続き通訳と選手のワークアウトやビデオセッションを通じたディベロップメント領域で力を発揮してもらいます。アシスタントコーチ陣とフェルナンドが戦術構築の中心となり盤石な組織づくりを目指します。
パフォーマンスチーム
パフォーマンスチームは全員が継続となりました。Bプレミア移行という重要なタイミングで、このメンバーを維持できたことはレイクスの大きな強みです。特にロード(負荷)マネジメント管理が重要になる中で、阿部慶太郎ヘッドアスレティックトレーナーと北山修子ストレングス&コンディショニングコーチがメインとなって管理していきます。
ウェアラブルデバイスのデータと、阿部HATを始め前田仁AT、奥村雄真ATのAT陣による日々のトリートメントレポートを活用し、毎日の練習強度の調整やゲームに向けた最大のパフォーマンス発揮に繋げていきます。選手の体調管理、怪我の予防、リハビリ対応などにおいて信頼度の高いメンバーが揃っていますが、Bプレミアのスケジュールへの対応は初めてのため、パフォーマンスチームも更に緊張感を持って取り組むと意思表示してくれています。
選手の身体的・精神的なサポートを1シーズン通じて継続し、最大限のパフォーマンスを引き出してくれることを期待しています。
チームオペレーション
継続組の大﨑莉奈マネージャーに加え、新たにヘッドマネージャーとして加入してくれた松岡萌那ヘッドマネージャーの2人でチーム運営を支えます。主な課題となるのはスケジュールと遠征の管理です。Bプレミアのイレギュラーなスケジュールに対応するため、これまで経験したことのない中で最適解を模索し、2人で体制を構築していきます。
2人ともマネージャーとしての経験値が高いため、協力しながら柔軟かつ的確に対応してくれると予測しています。選手・スタッフに対して質の高いサポートを提供し、ハイレベルなチーム運営を実現してくれることを期待しています。
選手ロスター
0 ザック・オーガスト
引き続きインサイドの要としてリバウンドやブロックでチームを支える重要な役割を担います。レイクスのトランジションバスケを体現する最大の武器であり、アウトサイドシュートやハーフコートオフェンスの核としても欠かせない存在です。今シーズンの終盤戦はメンタル面でもタフさを増し、感情コントロールやリーダーシップ面でも成長してくれました。オンコート・オフコートでチームのカルチャーを築いてくれているザックが、リーダーとしての素質をさらに開花させることで、チーム全体の力を大きく引き上げてくれると思います。
4 ライアン・クリーナー
今シーズン何度もチームを救うビッグショットを決め、その雄たけびで何度も熱源の渦を巻き起こしてくれました。コート上では一切手を抜かず、全力で走り、全力で跳び、常に100%の力を発揮し続けることができる貴重な選手です。毎シーズン成長が止まらないオールラウンドプレイヤーであるライアンは、Bプレミアでも確実に結果を出し、勝利に貢献してくれると信じています。
6 岡田泰希
今シーズンは自分が理想とするタイミングでの出場が少なく、難しい状況で起用されることが多かったと思います。しかし、そうした状況に左右されず、出されたタイミングで常に仕事をこなす「仕事人」としての役割で、チームにたくさん貢献してくれました。今シーズンは3ポイントだけでなくドライブからのフィニッシュ力も向上しており、今後のさらなる成長が楽しみな選手です。来シーズンも得意の3ポイントで何度も会場を沸かせてくれることを期待しています。
7 游艾喆
今シーズンは3ポイントの成功シーンが増え、元々持っていたアシスト能力と合わせて相手にとってより脅威的な存在になったと思います。ゲームコントロール面でも落ち着きと余裕が出てきており、Bリーグ2年目とは思えない支配力を既に発揮し始めていることに驚かされます。「オンザコートフリー」となる新レギュレーション下では、特に得意とするゲームコントロールとアシスト力がより発揮されると考えています。来シーズンはさらなる成長を見せ、勝利に導いてくれることを期待しています。
10 駒水大雅ジャック
レイクスの新たな日本人ビッグマンとして新加入してくれたジャックは、アスレチックさ、フィジカル、外角のシュートを兼ね備えた選手です。編成コンセプトである「ペイントエリアのスペーシング確保」においてとても重要な役割を担います。ディフェンスでは外国籍にハードにマッチアップし、オフェンスでは3ポイントを武器に戦術の幅を広げてくれます。トップカテゴリでのプレーは久しぶりとなるため、大きなチャレンジとなりますが、この機会をものにして勝利に貢献できる選手になると期待しています。
11 駒沢颯
最も期待しているのは、高いスコアリング能力とアシスト力を活かしたゲームコントロール力です。抜群のシュート力と爆発力を兼ね備え、容易にアンダーにいく事ができない選手であることから、外国籍選手とのピックアンドロールでは多様な選択肢を生み出し、各選手の特性を活かせる存在になると考えています。ファンタジスタのような予測不可能なムーブに加えタフショットメイカーとしての能力を持つ駒沢は、レイクスに新たなスパイスを加えてくれると確信しています。
12 須藤タイレル拓
来シーズンの編成コンセプトである「アスレチック能力の向上」を体現する選手です。リム周りで戦える優れた身体能力を存分に発揮して存在感を示してくれると予測しています。レイクスのフィロソフィーであるバスケをオフェンス・ディフェンス両面でハイレベルな領域で体現できる選手であり、継続組メンバーとのケミストリーも何倍にも高めてくれると期待しています。
13 岩下准平
准平については、彼の今後の選手キャリアを第一に考え、来季は焦らずリハビリに専念し、怪我をしないプロの身体を作り上げることを最優先に考えてもらいます。滋賀レイクスとして完全復活に向けて万全なサポートをしていき、2027-28シーズンはさらに強くなった准平にまたコートで活躍してもらう事を目指します。
14 西田陽成
今シーズンの終盤はスタートに定着し、主に3&Dとしての地位を確立しました。相手のエース級の選手とのマッチアップが多かったことで、リーグを代表する選手たちから得た経験が陽成の成長をさらに加速させたと思います。今シーズンに積み上げたものをよりハイレベルなものに昇華させることが今後の彼の課題ですが、実直でストイックなヨウセイならディフェンス・オフェンス両面でさらに進化し、勝利に導ける選手になると信じています。
16 野本大智
滋賀レイクス在籍7シーズン目となりフランチャイズプレイヤーとして、Bプレミア初年度に挑む熱意はとても高いと思います。本人が語る「チームを勝たせられるプレイヤーになる」と言う言葉通り、キャプテンとしてもオンコート・オフコート両面でチームを常に正しい方向へ導いてくれています。年々進化を続ける大智ですが、まだ本人は満足していないと感じていますし、来シーズンはオフェンス・ディフェンス両面でさらに成長し、チームを勝たせる選手へと進化することを期待しています。
20 ゼイビア・スニード
リリースコメントでも触れた通り、新たな起爆剤となる高いポテンシャルを持った選手です。オンボール・オフボール両方で得点が可能なだけでなく、オフェンス・ディフェンスにおいてSGからPFまで複数のポジションをこなせる柔軟性は戦術の幅を大きく広げてくれます。得点能力はもちろん、もう1つの大きな武器であるソリッドなディフェンス、特に1on1での守備力の高さに期待しています。彼がこの2つの力を発揮することでチームの総合力が格段に向上すると確信しています。
21 田原隆徳
今シーズンは自分が思っていたほどのプレータイムに恵まれず、悔しい思いをした時間の方が長かったと思います。しかし、プレータイムの増減に関わらず常に準備を怠らず、淡々と次に向けて切り替えて日々の練習に取り組む姿勢は、チームの雰囲気作りや基盤醸成に大きく貢献しました。練習や試合でチームに喝を入れる場面もあれば、選手に自信を持たせるアドバイスをする場面もあり、メンター的な役割も担っています。悔しい思いをした分、来シーズンにかける思いは誰よりも強いはずです。競争力の高いBプレミアで結果を出すため、ストイックさとプロ意識をさらに高め、チームメイトの意識をより高いレベルへと導いてくれることを期待しています。
25 江原信太朗
今シーズンは自信を付けたシュート力とフィジカルなディフェンスでチャンスを活かしていたと見ていました。特にSGからPFポジションを相手に守れるフィジカルとアジリティは彼の最大の魅力であり、3&Dとしてさらに地位を築けるポテンシャルを持っていると思います。来シーズンのSF/PFポジションにおける編成意図は、CJへの信頼と期待の表れでもあります。彼の成長と活躍がチームにとって非常に重要になるため、結果を残し、責任感のあるプレイヤーとしてさらに頼れる存在になることを期待しています。
まとめ
2026-27シーズンの滋賀レイクスは、アスレチック能力と運動量をさらに強化する事で、自分たちの武器をよりハイレベルなものに進化させ、改善点である部分を補う編成によってBプレミア初年度へ挑みます。
激化するプレミアリーグの環境の中で、昨シーズンに積み上げた「Winning Culture」と「最後まで絶対に諦めない戦い続ける姿勢」をさらに昇華させます。アスレチックな選手が増えたことでダイナミックなプレーの頻度が高まり、よりエンターテインメント性の高いゲームをお見せする事ができると確信しています。
ブースターの皆様と共に熱源を生み出したカルチャーを基盤に、滋賀県全土を巻き込むような熱く魅力的なプレーを展開していきます。ブースターをはじめ、滋賀レイクスに関わる全ての皆様と共に、今シーズンを超える結果を目指して最大のチャレンジに全力を尽くしていきますので、変わらぬご支援と、熱いご声援をよろしくお願い申し上げます。
滋賀レイクス ゼネラルマネージャー
眞庭城聖
