すり足や おはやし体験 富山能楽堂で「大探検」

能面を着けてすり足で移動する参加者ら太鼓のたたき方を習う参加者ら=富山市友杉の富山能楽堂で

 能楽の魅力を紹介する催し「富山能楽堂大探検」が21日、富山市友杉の富山能楽堂で開かれた。41人が参加し、室町時代から続く伝統文化の一端に触れた。

 富山能楽堂は県内の愛好家でつくる県宝生会の故馬瀬清亮・元会長の熱心な呼び掛けがあり、1987年に完成。国内有数の施設とされる能楽堂の認知度を高めようと、同会が主催した。

 参加者らは太鼓や笛などおはやしに使う4種類の和楽器の演奏方法を学んだ。笛の講座では会員が「ろうそくの火を消すように」と指導した。本舞台までの橋掛かりをすり足で歩く体験もあった。参加者は若い少女を表現した「小面」や、激しい怒った表情の「しかみ」などの能面を着け、足音を立てずに移動。会員らは「腰を落として、肘をはる」「重心が後ろに傾かないように」と助言した。

 立山町立山中央小2年の川原椿さん(8)は「お面がかっこよかった。静かに歩くのが楽しかった」と笑顔を見せた。

 チョウの精が現れる演目「胡蝶(こちょう)」のダイジェスト版も披露した。(篠崎美香)

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