■防災士の高松みなみアナウンサーと考える『防災なび』
6月は『土砂災害防止月間』。梅雨や台風など、この時期は特に注意が必要です。
土砂災害の危険性と対策について考えてみましょう。
【写真を見る】年間発生件数の1位は熊本 2位は鹿児島 そして3位は新潟県【土砂災害防止月間】危険増す“梅雨時”の備え「どこが危ない?どこに逃げる??」
2021年3月、新潟県糸魚川市で全長1kmにも及ぶ大規模な地すべりが発生し、住宅など13棟が全壊・半壊しました。
【上空からのリポート】
「土砂の量はきのうより増えています…」
【現地からのリポート】
「ここは木材とか、恐らく住宅のものもあった。グチャグチャになって川と一緒になっている…」
国土交通省によりますと、新潟県内では2025年に49件の土砂災害が発生。
全国では熊本県、鹿児島県に次いで3番目に多くなっています。
それでは、新潟の土砂災害にはどんな特徴があるのでしょうか?
土木研究所雪崩・地すべり研究センターの上席研究員・藤平大さんに聞きました。
「これから梅雨・台風の季節に入って、雨がたくさん降るので土砂災害が起こりやすくなる」「北陸地方はさらに、雪解けの季節に土砂災害が起きやすい。そうした特徴が新潟県での土砂災害という意味では特徴があろうかと思う」
■どこが危ない? どこに逃げる? 覚えておこう 土砂災害 3つのタイプ
土砂災害は、大きく3種類に分けられます。
○土砂と水とが共に一気に流れ出る『土石流』
○大雨や雪解けにより地下水が増え、地面が大きな塊となって動く『地滑り』
○最も多い!傾斜30度超の斜面を土砂が崩れ落ちる『がけ崩れ』
命を守るために、私たちはどう備えればいいのでしょうか?
■警戒エリアは事前に確認『垂直避難』が危険なケースも
「土砂災害警戒区域、土砂災害特別警戒区域所が、市町村のハザードマップで公表されてるので、まずどこが危ないのかというのを知ってもらい、大雨が降った時にどこに避難したらよいのか、というのを事前に確認することが大切」
ハザードマップは、最新のものを確認するようにしましょう。
また住宅が倒壊する恐れがあるため、自宅の2階や3階に逃げる『垂直避難』も危険が伴います。
■安全な避難場所は? 避難にかかる時間は? 頭のトレーニングを!
「“頑丈な建物のなるべく高い高層階に避難する” ということが、やむを得ない時の策と考えられている」と土木研究所雪崩・地すべり研究センターの上席研究員・藤平大さんは話しています。
鉄筋コンクリート製の建物で、土砂が入ってこない最上階への避難が必要です。
「いきなりその場になって考えても身動き取れないので、日頃から、『安全な場所に避難できるか』、『どれくらい時間かかるか』と、頭のトレーニングをしておくことが大切」
新『防災気象情報』を確認し、「レベル4までに避難完了」するという意識を持っておきましょう。
新潟放送
