サムネイル写真提供:山本志穂美氏

高知ユナイテッドSC「パワハラ報道」の裏側で 前社長が語る「地方クラブ経営の現実」<1/3>

■なぜ意思決定はねじれていったのか

──今回のパワハラ疑惑、Jリーグとの関わりはどのあたりからでしょうか。

山本 コンプライアンスに関する第三者調査を終え、8月13日に報告書を受領しました。その後は公表版の作成や代理人を通じた協議を進めました。秋田さんとは9月に入って、第三者委員会による公表版が完成してから、お互い弁護士の代理人を通して条件を話し合っていました。

──ところが9月19日、その秋田氏が突如として会見を行い、山本さんへの不信感を理由に監督を辞任する意向を表明しています。実はこの会見が、クラブのまったく預かり知らぬところで開催されたと聞いて、心底驚きました。

山本 お恥ずかしい話ですが、私は高知の各メディアの方から連絡を受けて、大いに慌てました。秋田さん側とは話し合いを進めていた段階でしたので、まさかいきなり会見を開くなんて想像もしていませんでした。すぐに役員にメールを出して、県庁に赴いて対応についてお話させていただきました。

──社長である山本さんが、なぜコントロールできなかったのでしょうか?

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