ドイツ沖の「Nordseecluster A」最初の15MW風力タービン設置


出典:RWE
2026年6月11日、RWEはドイツ沖の北海で建設を進めている洋上風力発電所「Nordseecluster A」において最初の風力タービンを設置したと発表しました。
「Nordseecluster offshore wind project」は、15MWの風力タービン44基で構成される660MWの「Nordseecluster A」および60基で構成される900MWの「Nordseecluster B」という2段階で建設が計画されている。
「Nordseecluster A」の風力タービン設置作業は、DEMEの3,200トン吊りSEP起重機船「Norse Wind」によっておこなわれており、2026年末までに44基すべてが設置される予定。Vestas製の15MW風力タービン「V236-15.0 MW」はブレード長さ115m、ローター直径236m、ハブ高さは145m。SEP起重機船「Norse Wind」は、1サイクルあたり15MWの風力タービン部材5基を自船に積み込んで輸送、設置をおこなっている。


出典:RWE
稼働を開始すると年間約6.5TWhの電力を発電
「Nordseecluster offshore wind project」は、稼働を開始すると年間約6.5TWhの発電電力量が見込まれている。
発電したグリーン電力は、特に産業の脱炭素化に貢献するという。RWEは2026年初めに「Nordseecluster B」の電力について、Amazonと110MWの電力購入契約を締結している。
3,200トン吊りSEP起重機船「Norse Wind」
3,200トン吊りSEP起重機船「Norse Wind」
出典:DEME
SEP起重機船「Norse Wind」は、中国の山東省 煙台市にあるCIMC Raffles Offshoreで建造され、2025年10月に竣工、引き渡し。
船体設計はNOV海洋事業の一部であるGustoMSCによるもので、NG-20000Xという型式。搭載クレーンはHuisman製で最大吊り上げ能力3,200トン。フル電動のLEC(Leg Encircling Crane)となっており、ブーム長さ155mで甲板上からの揚程は約180m、20MW以上の風力タービン設置が想定されている。
Nordseecluster offshore wind project

「Nordseecluster offshore wind project」の概要
設置位置:ドイツ ユイスト島から北へ35kmの北海
発電容量:総発電容量1,560MW(A:660MW [N-3.7 225MW・N-3.8 435MW]、B:900MW [N-3.5 420MW・N-3.6 480MW])
風力タービン:Vestas V236-15.0 MW、104基
風車基礎:着床式、モノパイル(最大重量1,750トン)
運転開始:Nordseecluster A=2027年、Nordseecluster B=2029年
「Nordseecluster offshore wind project」は、ドイツ北西部にあるユイスト島から北へ35kmの北海に建設が予定されている総発電量1,560MWの洋上風力発電所。事業者は、RWEとNorthland Powerの合弁会社でしたが、現在はRWE(51%)、Norges Bank Investment Management(49%)。4つの風力発電サイトで構成されており、2段階のフェーズで建設が計画されている。

「Nordseecluster A」は、N-3.7(225MW)とN-3.8(435MW)で15MWの風力タービン44基で構成され発電容量は660MW。
「Nordseecluster B」は、N-3.5(420MW)とN-3.6(480MW)で構成され、発電容量900MW。
2023年4月にVan Oordは、「Nordseecluster offshore wind project」の風力タービン基礎輸送・設置について優先サプライヤーに選ばれたことを発表。そして、設置作業にはSEP起重機船「Boreas」を建造後の初プロジェクトとして配備することを明らかにしていました。
「Nordseecluster A」の風力タービン設置は2026年に開始され、運転開始は2027年初頭の予定。「Nordseecluster B」の風力タービン設置は2028年に開始され、運転開始は2029年初頭の予定。
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