浅井智福愛宕神社で春の例大祭
春の例大祭では午前8時に神社を出発し、東日本大震災からの復興や平和を祈願しながら、みこしや子ども神楽が福祉施設や地区センターなど18カ所を巡りました。豆絞りの手ぬぐいを巻き、色鮮やかな装束をまとった岩谷堂小学校の児童14人もおはやしに合わせ、大きな輪をつくり演舞しました。
幣束へいそくを手に「ハイコラヤッサー」と掛け声を響かせて跳ねたり回ったりした菊池咲希さきさん(4年)は「練習通りに踊ることができた。地域の人に楽しんでもらえたらうれしい」と笑顔で話しました。
浅井智福愛宕神社は平安時代の808(大同3)年創建と伝えられています。明治政府の神仏分離令により「毘沙門堂」から「愛宕神社」に改称されました。1875(明治8)年に浅井村と横瀬村の2村が合併して誕生した藤里村の村社に位置付けられ、住民のよりどころになってきました。
子ども神楽の巡行は約50年続いていますが、運動会で披露してきた藤里小学校が2022年度に閉校し、岩谷堂小学校に統合されたことでその機会はなくなってしまいました。それでも「絶やしてはならない」と住民有志は2024年、藤里地域に複数伝わる神楽の保存会を立ち上げ、例大祭などで披露してきました。
一生懸命に踊る児童の姿を見守った氏子総代長の及川良直さん(79)は「子どもたちにとっても忘れられない行事となるよう、協力して存続させたい」と力強く話していました。
