岩手県が雇ったハンター、「ガバメントハンター」が27日、クマの活動が活発になるこの時期に合わせて、初めて捕獲わなを設置する訓練をしました。
ドラム缶式のわなは重さが30キロ、鉄格子式の箱わなは100キロとかなりの重量です。27日は県の専門職員が立ち会って、車の荷台から降ろして設置したあと、クマの出口を塞ぐ扉が閉まるまで安全にできるかを確認しました。
岩手県内ではことし、クマによる犠牲者が出ているほか、街なかでもクマが相次いで目撃されています。クマと人、それぞれの生活圏の境目である「緩衝地帯」に積極的に罠を設置、駆除をして被害を水際で食い止めようとしています。
ガバメントハンター袴田亮さん
「被害にあって命を落とされているのは本当につらいことですし、なんとか無くしたい。気が引き締まるような思いでいます」
県自然保護課専門研究員 渡邉颯太さん
「なぜ集落にクマが来るのかをきちんと防がないと、たとえクマがどれだけ減ってもやっぱり出てきてしまう。そうなれば人身事故は起きるので、捕獲に加えて(出没の)誘因物の除去とか管理が大切。行政もやるが県民の皆さんと一緒にやってこそ効果があるので、丁寧に進めていきます」
県内には、捕獲ワナを合計50か所に置く予定で、すでに内陸部では着手しています。県内では今年度、クマの捕獲予定は796頭としていますが、今後の被害や出没状況次第で、増やす可能性もあるという事です。
