練習試合   山梨学院6―5仙台育英 ( 2026年5月30日    山梨学院グラウンド )

練習試合を行った山梨学院・吉田監督(右)と仙台育英・須江監督 (撮影・柳内 遼平)
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 春季山梨県大会で優勝した山梨学院は5月30日に山梨県甲府市内で仙台育英(宮城)と練習試合を行い、6―5で逆転勝利を飾った。

 今春の宮城県大会王者と熱戦を演じた吉田洸二監督は「仙台育英バッテリーの配球から意図を感じました。やらされている野球ではなく、選手が考えて野球をしていると伝わってきました」と相手ナインを称えた。

 山梨学院は最速152キロの二刀流右腕・菰田陽生(こもだ・はるき、3年)がドラフト1位指名の候補に挙がっている。選抜では左手首を骨折するアクシデントに見舞われるも、既にブルペン投球を再開するなど回復は順調に進み、万全の態勢で最後の夏を迎える見込みだ。

 試合終了後、吉田監督が、投手育成に定評のある須江航監督に助言を求める場面があった。

 吉田監督「投手育成に長けている須江先生に1つお願いが…。菰田の投球映像を見ていただけませんか」

 須江監督「もちろんです。(映像を見て)なるほど…。以前より体重移動がスムーズになっていますね。フォームが進んでいくにつれて加速していくような感じがある。体重移動、リリースのタイミングが合っていますね。指にボールが収まっています。この進化はケガの功名でしょうか。何があったんでしょうか」

 吉田監督「そうなんです。選抜で左手首を骨折してしまったので、手が使えない分、走り込み、ウエートトレーニングで徹底的に下半身強化に励みました。それが投球フォームに良い影響をもたらしているようなんです」

 須江監督「甲子園の映像しか見ていませんが、以前よりフォームに引っかかりがないと言いますか、スムーズにリリースできるようになっていますね」

 吉田監督「スムーズにリリースできていることで得られるメリットは何でしょうか」

 須江監督「縦変化の落ち、カットボール系の切れは絶対に今のフォームの方が出ると思います」

 吉田監督「実はそうなんですよ。菰田は最近、ついにスプリット系が落ちるようになったんです。いやー、須江先生さすがです!」

 須江監督「いえいえ(笑い)でも、これからバッターはどうするんですか。DHで起用するんでしょうか」

 吉田監督「DHどころか、一塁手で使いたいですね。夏は3番か、4番でファーストですね。野手としても高い評価をいただいていますし、一塁の守備も上手い。現時点から野手としての可能性を狭めるようなことはしたくない。守ることも大事と考えています」

 須江監督「打つ方も再現性が高くて日本の宝ですね」

 吉田監督「今回は初めて練習試合をしましたが、仙台育英さんのバッテリーから凄く学びを得ることができました。また試合をできたらいいですね。今度は2試合できればうれしいです」

 須江監督「山梨学院さんと試合ができるので、行きは(仙台から)10分ぐらいで着いた感覚でした。帰りは(試合が終わったので)12時間くらいかかるかもしれません(笑い)今回は(勝負の夏を控える状況で)一生懸命やって負けたかったんです。やっぱり良い勉強になりました。ありがとうございました」

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