スマートリング大手のOuraは米国時間5月28日、新型モデル「Oura Ring 5」を発表した。この待望のスマートリングはさらに高機能になり、前世代のOura Ring 4から40%小型化している。

 さまざまな新しい健康関連機能の中でも目を引くのが「Health Radar」だ。これは、Ouraの「症状レーダー」を土台にしたもの。症状レーダーは病気の兆候を検知することで知られ、リンパ腫の複数のケースを見つけたこともある。Health Radarはそれをさらに一歩進め、ユーザーのバイオマーカーを継続的に追跡する。ただし今回、重点を置くのは血圧シグナルのトラッキングと夜間の呼吸だ。

 Ouraの最高医療責任者であるRicky Bloomfield氏は発表の中で、こうしたデータを追跡することで、特定の健康指標に注意を向けるべきタイミングを着用者に知らせることもできるとしている。

 Bloomfield氏は「(Health Radarは)これがなければ利用者自身が探さなければならないパターンを先回りしてまとめる。心血管系への負荷に関連する血圧シグナルの変化や、睡眠中の呼吸の乱れの増加などだ。これにより、注意が必要なタイミングを把握しやすくなる」と説明した。

 血圧の問題は、手遅れになるまで見過ごされることが多い。Ouraはソフトウェアを更新し、心血管系への負荷を示すパターンや急な変化を継続的に検出できるようにした。血圧が通常より高い可能性がある場合は着用者に通知し、それが何を意味するかを説明したうえで、医師に相談するよう促す。着用者が血圧計を使っている場合は、「Oura App」に測定値を直接記録できるようになった。

 Health Radar機能は、2026年6月から米国、インド、アラブ首長国連邦の会員向けに提供予定だ。

 夜間の血圧シグナル監視は、体の心血管の健康状態をより明確に示す。血圧は通常、夜間に低下するためだ。継続的に低下していない場合は心臓の問題を示している可能性があり、さらなる検証が必要だ。

 Health Radarは夜間の呼吸にも重点を置く。このバイオメトリックデータにより、呼吸パターンや睡眠が健康にどう影響するかがより分かりやすくなる。着用者には毎晩の呼吸の内訳が示され、呼吸の変化の意味や、その呼吸が睡眠に影響しているのか、いつ医師に相談すべきかについて説明される。

 Ouraは最近、睡眠ヘルステクノロジー企業のResMedと提携し、会員に睡眠に関する教育コンテンツをさらに提供するとともに、対面またはオンラインで医師につなげる取り組みを進めている。これらの新機能は、Ouraが睡眠をめぐる健康トラッキングと、不規則なバイオマーカーが睡眠に及ぼす影響をどれほど重視しているかを示している。今後、Ouraの着用者が夜間の呼吸に注意が必要だと気付いた場合、仮想クリニックを通じて睡眠の専門家に相談できる。

蝶がとまったOura Ring 5
提供:Oura

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 今回のアップデートでOuraが主に目指すのは、スマートリングがすでに収集している情報をもとに、利用者に行動計画を提示しやすくすることだ。Ouraは慢性疾患を抱える人への支援として、「Health Records」に病歴やバイオメトリックデータを保存し、対象となる医療提供者とデータを共有しやすくする取り組みも進めている。

 Oura Ring 5は5月28日から予約注文を受け付けており、出荷開始は6月4日の予定だ。

この記事は海外Ziff Davis発の記事を4Xが日本向けに編集したものです。

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