トヨタモビリティパーツ岐阜支社は5月25日、岐阜県内企業の職場環境改善を目的に、「遮熱事業」を立ち上げたと発表した。
同県内の自動車販売整備業などの事業者を対象に事業を開始し、遮熱シートなど様々な商品を紹介。既に2つの事業所で施工を行っている。
<遮熱シート施工有(左)と無の温度差>
遮熱シートは、太陽からの放射熱を反射することで、建物内部へ熱の侵入を抑制する技術。
同社によると、一般的な建物における熱の侵入の約70%は放射熱によるものとされており、この熱を源から遮ることが、効果的な暑さ対策につながるという。
また既存建物への施工が可能であり、大規模改修を伴わずに対策ができる点も特長となっている。
<遮熱シート施工事例>
施工後の現場では、「体感温度の改善」「エアコンの効き目が向上」といった声も出ており、今後は夏場の温度変化や作業環境への影響について実測データを蓄積しながら、より具体的な効果検証を進めていく。
近年の全国的な猛暑により、自動車販売整備業・製造業・物流倉庫などの現場では、夏場の作業環境悪化が深刻な課題となっている。また2025年6月、労働安全衛生法第22条の改正により、熱中症対策に関する新たな義務が追加され、企業には安全で快適な職場環境づくりが求められている。
こうした現場の課題に対し、トヨタグループの現場改善の知見を活かし、部品供給という従来の役割を超え「働く人を守る環境づくりに貢献できないか」という想いから、遮熱事業の立ち上げに至ったという。
同社は今後、遮熱商材をさらに増やし、職場環境に合わせたトータルコーディネートを目指していく方針だ。
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