北京の人民大会堂に到着し中国の習近平国家主席(左)と握手するトランプ米大統領=5月14日(写真:共同通信社)
[ロンドン発]米中首脳会談が5月14日、北京で2日間の日程で始まった。中国の習近平国家主席は「中国と米国はパートナーであって敵対者であってはならない。世界が百年に一度の変革期にある中で、両国の共存の道を模索すべきだ」と発言した。
習氏に「あなたは偉大な指導者」
ドナルド・トランプ米大統領は「あなたは偉大な指導者」と応じた。習氏は台湾問題に触れ「扱いを誤れば、両国は衝突し、極めて危険な事態に陥る」とトランプ氏に直接警告した。トランプ政権は習氏を刺激しないよう台湾への130億ドル規模の武器売却発表を見送っている。
今回の米中首脳会談について、中国共産党系メディア、環球時報(5月14日付)は「二国間関係が真に安定し発展するためには国家元首外交の戦略的指導を揺るぎなく堅持し両首脳が達した重要な合意を妥協なく完全に履行することが不可欠」と強調している。
「両国間の絆は世界の平和、経済成長、産業・サプライチェーンの安定、グローバル・ガバナンスの方向性に影響を及ぼす『鍵となる変数』であり、安定した米中関係は国際情勢に大きな確実性をもたらす公共財」「首脳外交は『羅針盤』であり『錨』の役割を果たす」という。
「首脳外交がリーダーシップを発揮することで二国間関係が局地的な摩擦や突然の危機によって制御不能に陥るのを防いでいる」「習主席は両国が『相互尊重』『平和共存』『ウィンウィンの協力』を堅持し、共存する正しい道を共に見出すべきだと提案した」と報じた。
習氏は「中国の発展と振興はトランプ大統領の『MAGA(米国を再び偉大にする)』というビジョンと両立し、米中は相互の成功と共同の繁栄を達成できる」とトランプ氏の虚栄心をくすぐった。
