去年(2025年)10月、高知県の宿毛湾でクロマグロが大量に回遊し、わずか1週間で高知県が定める漁獲量の上限に達しましたが、今年(2026年)5月に入っても同じ状況が続いていることが分かりました。

去年10月に宿毛湾で撮影された映像では、海面近くに大きなクロマグロが次々と集まっています。
一方、5月8日に同じ宿毛湾で視聴者が撮影した映像では、エサに群がるクロマグロの姿が。

クロマグロは資源量を維持するため、国が2015年から漁獲量の上限を設定。
高知県でも漁業法に基づき、3か月スパンで数量管理をしていますが、4月1日からの3か月では養殖を除く漁船による漁業でとれたクロマグロの漁獲量は30キロ未満の小型が1週間で上限の9089キロに達し、30キロ以上の大型に至っては、わずか1日で上限の533キロに達しました。

クロマグロが多く回遊していることで、影響も出ています。

クロマグロはアジやサバ、小さなカツオやイカを食べるため、こうした魚を狙う漁師からは魚が獲れなくなったとの声が上がっています。

上限規制により次にクロマグロを獲れるのは7月からで、それまでは打つ手がないということです。
クロマグロの大量回遊について地元の橘浦漁協と県は協議を続けていて、5月13日午後には大月町役場の担当職員も漁協を訪れて問題を共有しました。

なぜクロマグロが大量に回遊しているのか、他の漁業への影響をどう防いでいくのか、今後に注目されます。

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