
米ドル、ユーロ、円、ポンドの紙幣。2025年5月撮影。REUTERS/Dado Ruvic/Illustration
[ニューヨーク 30日 ロイター] – ニューヨーク外為市場では、ドルが対円で急落した。政府・日銀が外国為替市場でドル売り/円買い介入を実施したとの報道を受けた。
円が対ドルで2024年7月以来の安値を付けた後、当局が円買い介入を行ったと、事情に詳しい関係者2人がロイターに明らかにした。これを受け、ドルは対円で一時3%安の155.5円と、1日の下落幅としては2024年12月終盤以来の大きさとなった。直近では2.33%安の156.52円で推移している。これに先立ち、片山さつき財務相は、「いよいよ『断固たる措置』を取るタイミングが近づいてきた」と発言し、投機的な動きに「最後通告」を出していた。
BNY
の米州マクロ
ストラテジスト、ジョン
・ヴェリス氏は
「財務省が介入の可能性に言及していたことを踏まえれば、これはかなり明白だ」と指摘。「驚くべきことではないし、円はここ4週間ほど他の通貨とは全く異なる動きをしていた」とし、介入に踏み切ったことは十分に理解できるとの見方を示した。
主要通貨に対するドル指数は0.80%安の98.06。2日続伸に終止符を打つ見込みとなった。
ユーロは対ドルで0.51%高の1.173325ドル。欧州中央銀行(ECB)はこの日の理事会で、予想通り金利を据え置きを決定した。ラガルドECB総裁は記者会見で、金利据え置きの最終決定は全会一致だったとした上で、利上げの可能性について政策当局者が「詳しく」議論したと明らかにした。
英ポンドは0.98%高の1.36075ドル。イングランド銀行(英中央銀行)もこの日の会合で政策金利を据え置いた。イラン戦争が経済に与える影響に関するシナリオを提示した。
ドルは対スイスフランでは1.28%安の0.78110フランとなった。
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