高野山は年間約140万人(令和7年度)の参拝客および観光客が訪れる人気のスポット。ただ、日本人は乗用車の利用がほとんどで、電車やバスなど公共交通機関はインバウンドが大半を占めるという。
GRAN 天空を利用した高野山への移動例
GRAN 天空1号: なんば(09時00分)~極楽橋(10時30分)
高野山ケーブル: 極楽橋(10時42分)~高野山(10時47分)
南海りんかんバス: 高野山(10時53分)~奥の院など
営業初日となる4月24日は初便からK8の運行を開始。羽佐の早い時間帯の主な乗客となる通学の小学生にはおおむね好評だったとのこと。一方、期待したGRAN 天空からの乗客は数えるほどにとどまった。
というのも、当日はGRAN 天空の運行初日で、さらに初便とあって列車に乗る目的の乗客が多かったうえ、高野山駅から観光バスを利用する団体も入っていた。ちなみにGRAN 天空の定員は70名なので全員がバスに乗り換えても1台でまかなうことが可能だが、乗り切れない場合は臨時の続行便を運行するとのこと。実際、それ以外の時間帯にも臨時便を見かけたので、乗客数に応じて柔軟に対応しているようだ。
ともあれ、10時53分発の奥の院行きはそれ以前のケーブルカーで来ていた乗客を含め、8割程度の乗車率で定刻に発車。最初に停留所となる「大門」まではワインディングを、そこから終点までは高野山の街中を、最高30km/hほどでゆっくりと走る。
静かでエンジンの振動がなく、排気ガスのにおいもしないのはEVならではといったところ。また、アップダウンが比較的ありつつも、速度を出すシチュエーションがまったくないのもEV向きのエリアといえそう。快適な空間で奥の院まで移動することができた。
その帰路、普通のエンジンバスに乗ることになったが、今までは「こんなもの」だと思っていた音や振動がうるさく感じてしまった。すべての路線バスを電気バスにするのは現実的ではないけれど、ここ高野山はベストな環境と思える。新たに登場した高野山の電気バス。高野山巡りの足として活用してみてほしい。
高野山巡りに便利な奥の院行きは2番乗り場から出発
ルートマップと時刻表
バスで高野山をめぐるなら1日フリー乗車券が便利。周辺施設で割引や優待が受けられるチケットも付く。大人1500円
