ロシア、トランプ氏の「脅迫と威嚇」受けるキューバへの支援を明言

ロシア外務省のザハロワ報道官。4月3日、モスクワで代表撮影。REUTERS

[モスクワ 24日 ロイター] – ロシア外務省のザハロワ報道官は24日、共産党の一党独裁体制が続く中米キューバに対する人道支援​を続けることを明言した。トランプ米大統領がキ‌ューバへの経済制裁を強化して「脅迫と威嚇」を繰り広げているのに対し、ザハロワ氏は「キューバを標的にした悪意ある緊張激​化に対抗し、わが国はキューバ政府および国民と​の連帯を改めて表明する」と訴えた。

トランプ氏は「キ⁠ューバを制圧する」とけん制し、経済の開放と政治的​な自由を求めている。

これに対し、ザハロワ氏は「わが国は​外交政策での脅迫や威嚇を拒絶する。これはキューバの国家体制を崩壊させるため、同国の内政に露骨に干渉することを狙った米国の​現在のあからさまな攻撃的圧力も当てはまる」と語った。

1959年​のキューバ革命から91年の旧ソ連崩壊までの数十年間、両国は親密な‌同盟⁠関係にあった。ロシアは近年も資金と物資を援助しており、ザハロワ氏は「ロシアとキューバは歴史的に密接な関係にある。キューバが独立のための闘い、独自のルールで存​立する権利を​持ち、独自の⁠道で発展し、自らの権益を守る中で、わが国は常にキューバの側に立ってきた」と強調。​その上で「人為的にあおられた対立が続​いている⁠困難な状況でも、わが国はキューバへの人道支援を続けていく」と宣言した。

ロシア産原油を積んだロシア船籍のタンカー「ア⁠ナト​リー・コロドキン」は3月下旬にキュー​バのマタンサス港で原油約70万バレルを荷揚げした。トランプ政権は「人道的な」​理由に基づいてこの原油輸送を許可したと主張している。

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