
白濁したスープが自慢の「よくばりそば 全部のせ」(右)とじゅーしぃ
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公開日:2026年4月17日 6:07更新日:2026年4月17日 6:10
[胃心地いいね](875)沖縄そば専門店 ちゃるそば 那覇市安里388の1
那覇市安里の栄町市場内で、白濁したスープが特徴の「沖縄そば専門店 ちゃるそば」。その見た目とは裏腹に、豚骨と鳥がらの力強さの中でかつお節が香り、あっさりでもこってりでもない、唯一無二の一杯だ。

白濁したスープが自慢の「よくばりそば 全部のせ」(右)とじゅーしぃ
店主の宮城春之さん(49)は那覇市首里鳥堀町出身。中学卒業後に宮崎県へ渡り、旅館で和食を提供していた。帰県後、県内の沖縄そば店で働いた経験も持つ。
店は以前、妻加七子(かなこ)さん(38)の母が衣服店「ざまみ衣料」を営んでいた。「ちゃるそば」を開業したのは、母が店じまいした数年後の2017年。開店当初は現在のようなスープではなく、透き通ったあっさりめのスープ。「物足りない」と感じた宮城さんは、客からも「濁るまで煮込んでみたら?」と言われ、現在の味に行き着いた。

栄町市場内で店を構える店主の宮城春之さん(左)と妻の加七子さん(右)、娘の七華さん=11日、那覇市安里
スープは豚骨と鶏がらを丸2日間弱火で煮込み、骨がぼろぼろになるまでうまみを取る。かつお節を加えて味をまとめることで、くどくなり過ぎず優しい香りが漂う。西崎製麺所の麺はスープによく絡み合っている。トッピングされた細切り昆布のこりこりした食感が、完食するまで飽きさせないポイントだ。
人気メニューは、スープを邪魔しないほどよい味付けの三枚肉、柔らかいソーキ、ぷるぷるのてびちがぜいたくに乗った「よくばりそば 全部のせ」(1280円)。肉は何度もお湯を替えて洗い臭みを取った。お酒2杯(泡盛か缶飲料)と小サイズの三枚肉そば、ソーキそば、てびちそばの3種から選べるセット(1200円)も一押し。
宮城さんは「定番の透き通ったスープではなく、濁っているけどこってりし過ぎない味。他店とは違うタイプのスープを楽しんでほしい」と話した。

沖縄そば専門店 ちゃるそば
(社会部・末吉未空)=金曜日掲載
【お店データ】営業時間は午前11時半~午後7時。ラストオーダー午後6時。定休日は毎週日曜と第1・3木曜。駐車場なし。電話090(8294)6422
