衆議院選挙は投開票まで10日を切りました。短期決戦のなか、各党の党首・幹部が福岡に入り、選挙戦は熱を帯びています。田川市や行橋市などを選挙区とする福岡11区では、自民党と日本維新の会の“与党対決”に火花が散っています。
30日午後、福岡県行橋市のJR行橋駅に姿を見せたのは、自民党の高市総裁です。福岡11区に立候補している元総務相で元職の武田良太さんの応援に駆けつけました。
■自民・高市総裁
「安全に生活できて、必要な医療や福祉を受けることができて、質の高い教育を受けられて、働く場所がたくさんある。だから、日本を強く豊かにではなく、あえて日本列島を強く豊かにと私は唱えてきた。まさかの落選した武田良太さん、戻してください。」
前回の衆院選では、“裏金問題”の逆風を受け、わずか2000票差で8度目の当選を逃しました。
■自民・元 武田良太氏(57)
「裏金をもらったわけでもなく、作ったわけでもなく、担当者の記載漏れということで、裏金のレッテルを貼られたのはつらいところですが、きちんとしなければならないところができていなかったのは反省すべきことだと思っています。」
21年ぶりの“浪人生活”の間、地元をくまなく回り、議席奪還を狙ってきました。
■武田氏
「一生懸命再選して、高市内閣を支えて、国民のために働いていきたい。決意を新たにしました。」
30日午前、同じ行橋市では。今回は同じ与党となった武田さんと議席を奪い合う、維新の前職・村上智信さん。“与党対決”の応援に維新の中司宏幹事長が入りましたが、自民・高市総裁の姿はありません。
■維新・中司宏幹事長
「私たちは今、自民党と本当にガチンコの勝負をしています。選挙協力すればいいんではないかという声がありました。しかし、私たちはそうではなく、 これまでの自公政権のような、選挙互助会のようなそんな選挙はしません。」
序盤の情勢で、村上さんは維新支持層の8割を固め、無党派層の2割にも浸透したほか、自民党支持層の2割にも食い込んでいます。自民党支持層だけでなく、幅広い世代から支持を得ている武田さんと激しく競り合っています。
■維新・前 村上智信氏(56)
「あまり分析とか、政党とかそんなことは全く気にしない。自分は自分の政策を訴えることに徹していきたい。」
与党2人がしのぎを削るなか、中道の新人・辻智之さんは、“野党の受け皿”となることを目指します。
■中道・新 辻智之氏(36)
「みなさんの生活・暮らし。その大変さを国政の場に届けていく。その役割は今の現職にも元職にも大物とはいえできない。そうではない選択肢をぜひとも、ここ福岡11区からみなさまの力で押し上げていただきたい。」
参政の新人・井上直生さんは、しがらみや利権にとらわれない政策を訴えます。
■参政・新 井上直生氏(44)
「消費税を廃止にする。日本のことは日本人で頑張る。安易に外国人には頼らない。子ども手当、月10万円にする。そういった政策を正々堂々と皆様にお伝えすることができます。」
社民の新人・志岐玲子さんは、国民の暮らしを軸とした政策をアピールします。
■社民・新 志岐玲子氏(72)
「消費税問題、税金の、税の制度のあり方、それを抜本的に根本的に見直さなければ、この不公平な税のありよう、それを変えることはできない。だから、それを変えていきたい。」
前職と議席奪還を狙う元職を軸に新人3人が挑む福岡11区。衆議院選挙は2月8日投開票です。
