現役時代の田中達也氏
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 元日本代表FWで昨季は新潟U―18の監督を務めた田中達也氏(43)が、浦和U―21の監督に就任する見通しであることが12月31日、分かった。01~12年に在籍した古巣に14年ぶりに復帰。ポストユース(19~21歳)の育成を目的に26~27年シーズンから新設されるU―21リーグに参戦するチームの強化に当たる。トップチームのロールモデルコーチも兼ねる予定だ。

 現役時代の田中氏はスピードと切れ味あるドリブル突破を武器に浦和、新潟でプレー。21年に引退後は新潟コーチを経て、25年は新潟U―18の監督を務めた。高円宮杯U―18プレミアリーグプレーオフ(参入決定戦)で米子北に敗れたが、主導権を握る魅力あるサッカーを展開。昨年12月の退任発表では「次のステージでチャレンジしなければいけないと思い決断しました。サッカー人生を楽しみます」とコメントしていた。

 浦和はポストユース世代や大卒ルーキーが出場機会に恵まれず、期限付き移籍するケースが多い。U―21リーグ参戦により、可能な限り自クラブで若手を育成する方針で、田中氏にかかる期待は大きい。さらに昨季リーグ戦で38試合45得点と得点力不足を露呈して7位に終わったトップチームの攻撃のてこ入れの役割も担う。06年以来2度目のリーグ制覇を狙うクラブ再建へ“ワンダーボーイ”が帰ってくる。

 ▽U―21リーグ 21歳以下の選手を主な対象とする大会。ポストユース(19~21歳)および周辺年代の選手育成・強化を目的とする。初年度の26~27年は東西2リーグ制で計11クラブが参加する。エントリー上限は18人。オーバーエージ(OA)枠として年齢制限なしのOAと22歳、23歳を対象とするU―23OAの2種類が設定されている。

 ◇田中 達也(たなか・たつや)1982年(昭57)11月27日生まれ、山口県出身の43歳。帝京高から01年に浦和入り。1年目から出場機会を得て、03年ナビスコ杯ではMVPとニューヒーロー賞を獲得。13年に新潟に移籍し、21年引退。J1通算333試合66得点、J2通算56試合3得点。04年アテネ五輪代表。国際Aマッチ通算16試合3得点。現役時代の愛称はワンダーボーイ。身長1メートル67。

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