【写真を見る】選挙費用約1億円…学歴詐称疑惑に端を発し議会の解散… 迷走した伊東市政“空白の半年”から再生へ 2025年静岡県を振り返る(1)

■「学歴詐称」と「辞任撤回」

<伊東市 田久保真紀市長(当時)>
「さぁ、伊東の政治を変えていくぞ!」

2025年5月下旬から10月末まで伊東市の市長を務めた田久保真紀氏。5月の市長選では新たな図書館の建設中止などを訴え、支持を集めました。

しかし、就任後ほどなくして学歴詐称疑惑が浮上します。

<田久保市長(当時)>
「卒業は確認ができませんでした。除籍であることが判明しました」

7月2日の会見で、田久保氏は最終学歴としていた「東洋大学卒業」について「除籍」だったと明らかにしました。

7月7日には「必要な手続きを終えましたら速やかに辞任をしたい」と表明しましたが、そのわずか24日後の7月31日。

<田久保市長(当時)>
「最後までこの地域を守り抜くこと。必ず結果で皆さんにお返しをしていきたい」

辞任を撤回し、続投を表明しました。

■「19.2秒」の弁明

議長らに対する「卒業証書」の「チラ見せ」については、田久保氏は具体的な数字を示して否定しました。

<田久保市長(当時)※8月 百条委員会)>
「報道にあるような『チラ見せ』の事実はありません。約19.2秒ほど見ていただいたと記憶しています」

この発言に市民からは「(数字が)細かいなと思いました」「伊東の市民をなめてるよ、あの人は。伊東、恥ずかしいよ」といった声が上がりました。

■混乱の代償は「約1億円」

不信任決議を受け議会を解散させたことに伴う10月の市議選と、その後の失職に伴う12月の市長選。かかった費用は合わせて約1億円に上ります。

田久保氏は対外公務を相次いで欠席し、定例会見では記者の質問への回答を拒否することも。市には苦情などの問い合わせが1万件以上寄せられました。

■半年を経て新市長へ

<田久保氏>
「メンタルの強さと、市民の皆さんの先頭に立って私が自ら戦う首長として決断をし、戦ってまいります」

Share.