公開日時 2025年12月12日 14:27更新日時 2025年12月12日 15:57

知事の給与減額、3度目の不成立 兵庫、斎藤氏の発言に県議会反発

 兵庫県の斎藤元彦知事

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共同通信

 斎藤元彦兵庫県知事の疑惑告発者情報漏えい問題を巡る知事給与減額条例改正案について、県議会は12日の定例会本会議で、採決を見送った6月と9月に続き継続審議とした。斎藤氏は減給理由を明記した修正案で理解を求めたが、「内容は変わっていない」との発言に最大会派自民党が反発し賛成方針を撤回。複数会派が同調し、議案は3度目の不成立となった。

 この問題では第三者委員会が元総務部長による県議3人への漏えいを認定。斎藤氏らが指示した可能性を指摘した。斎藤氏は関与を否定した上で給与を50%、3カ月減額する条例改正案を6月議会に提出。主要会派は「問題の幕引きになりかねない」と懸念し、採決を避けてきた経緯がある。

 棚上げが長期化する中、自民、維新の会、公明党の3会派は減給理由の明記を要望。斎藤氏は漏えいの「管理責任」と理由を追記した修正案を12月定例会に提出した。

 3会派は一定の歩み寄りと捉え賛成の方向で調整したが、斎藤氏は「内容は変わらず技術的修正だ」と記者団に述べ、それを知った自民が態度を硬化。維新、公明と共に継続審議に転じた。

 12日の討論で自民の奥谷謙一県議は「知事の関与の有無が全く解明されていない」と説明を改めて要求。「ひょうご県民連合」は斎藤氏発言に関し「お粗末で議会軽視も甚だしい」と批判した。

 知事給与減額条例改正案について、継続審議を決めた兵庫県議会=12日午前

 知事給与減額条例改正案について、継続審議を決めた兵庫県議会=12日午前

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