クマの大量出没に自治体の担当者は日々対応に追われています。9月の法改正によって市街地で銃器を使う“緊急銃猟”が可能となりましたが、課題も見えてきました。クマ対策の最前線を取材しました。

「でかいじゃん」

暗闇の中黒い影をカメラがとらえました。

撮影した近隣住民
「でかいじゃん」

11月7日の深夜。

長岡市の栃尾地域です。

住民が自宅の中から撮影したのは1.5メートルほどのクマでした。

木から下りて周囲を歩く様子が写っています。

連日クマ出没の長岡市栃尾

連日、クマが出没している栃尾地域。

この日、市の職員と地元の猟友会が集まっていました。

集落の要望を受け、ワナでクマを捕獲しようというのです。

長岡市の担当者
「(クマが)通っているような跡がありますね」

周囲にはクマのフンやカキを食べた跡が。

猟友会
「ここから来る。ここが通り道、昔から」

クマの通り道にワナ設置

クマの通り道とみられる場所にワナを仕掛けます。

このようなワナを栃尾地域の各地に、合わせて25基設置しているといいます。

猟友会
「(クマは)ハチミツの匂いを嗅いで、警戒心が強いので、ドラム缶の周りをまわったり、中を眺めたり。それで安全だと思うと、エサが食べたいので入ると」

栃尾地域は今年度クマの目撃情報がおよそ200件にのぼり昨年度のおよそ4倍に。3件の人身被害が発生しています。
(※11月11日時点)

9月には40代の男性がクマに襲われ、わき腹などにケガをしました。

すぐ近くには小学校や中学校がありました。

保護者
「危ないし、至るところでクマが出るので、どうしていいかわからない」
「クマに出会ったら、自分もどうしたらいいか分からないので、本当に出会わないことを祈るばかりです」

「初めての経験」

異例とも言えるクマの大量出没。

約10年にわたり、栃尾地域でクマ対策にあたっている担当者は。

長岡市の担当者
「(例年と比べ)だいぶ多いですね。これまで、今年のような本当に市街地というようなところに出てきたというのは、なかったわけではないんですけども、このように頻繁に起きるというのは、この仕事に携わって初めての経験です」

今年度県内のクマの目撃情報は過去最多の約3000件。

クマに襲われてケガをした人も。

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