
<全国高校サッカー選手権大会 抽選会>宮城県代表の対戦相手は那覇西となった(撮影・西海健太郎)
Photo By スポニチ
出場校の不祥事が相次いで発覚したサッカーの第104回全国高校選手権(12月28日開幕)は17日、東京都内で組み合わせ抽選が行われ、いじめ問題で仙台育英が出場を辞退した宮城県の代表校が決まらないまま、トーナメント表が発表される異例の事態となった。宮城県代表は1回戦で那覇西(沖縄)との対戦が決まったが、関係者によると宮城県勢の出場取りやめも含め「検討中」という。
組み合わせが決まっても、前例なき事態の解決は見えてこない。県大会優勝の仙台育英は部内で構造的いじめがあったとして、今月11日に出場辞退を決めた。宮城県代表の取り扱いを巡っては抽選会までに方向性が示されるとみられていたが、この日も「調整中」のままだった。
代理出席でくじを引いた県高体連サッカー専門部の平賀玄太委員長は「関係各所と調整している段階。前例がないことなので全て調整しながら」と、全国高体連などで構成される実行委員会と協議を続けている状況を説明。代表校を選出しない可能性を問われても否定はせず「全てのことを含めて調整中」と繰り返した。
新たな問題が明るみに出たことで、現場にさらなる混乱を招いた。県大会で準優勝した聖和学園の複数のサッカー部員が、今夏に飲酒や喫煙で退部や休部、転校となっていたことが学校側への取材で判明。学校は県大会前に事実を把握し、該当部員を除いたメンバーで県大会に出場していた。
仙台育英の不祥事による出場辞退は大会史上初。大会規定には、不測の事態が起こった場合の代替校選出に関する事項は示されていなかったという。前代未聞の対応に追われる実行委員会が、近く最終結論を出すことになる。
続きを表示
