スイスのビットコイン投資アプリRelaiが、EUの暗号資産規制MiCAライセンスを取得。欧州全域でのサービス拡大を目指す。

スイスを拠点とするビットコイン(BTC)投資アプリRelaiは24日、欧州連合(EU)の暗号資産市場規制(MiCA)に基づくライセンスを取得した。

ビットコインのみを扱う企業として初めてMiCAライセンスを取得した事例の一つとなる。

今回の承認はフランスの金融市場庁(AMF)によって23日付で発行された。

2020年設立の同社は、利用者が自身の資産を完全に管理できる自己管理型モデルを採用しており、第三者による管理は一切行わない方針を掲げている。

2025年本格施行のMiCA規制と審査状況

2025年に本格施行されたMiCAは、EU加盟27カ国にわたる暗号資産(仮想通貨)投資の企業向け統一規則を定めている。

この規制は、利用者保護の強化と規制の断片化解消を目的とする。

Relaiの承認は、多くの仮想通貨企業が複雑なライセンスプロセスに直面する中で達成された。

複数の仮想通貨を扱う大手取引所がまだ承認過程にある一方、将来性が高いビットコイン専門という事業形態が審査を円滑に進めた可能性がある。

同社のジュリアン・リニガーCEOは、「これは欧州大陸におけるビットコイン普及の大きな節目だ」と述べた。

ビットコインに特化したサービスが規制当局の承認を得ることで、機関投資家の受け入れが広がる可能性に期待を示している。

欧州30カ国への展開と即時決済機能

MiCAライセンス取得により、Relaiはパスポート制度を利用できるようになった。

これにより、正式な通知手続きを経て欧州経済領域(EEA)の全30カ国でサービスを展開することが可能になる。

同社は即時のサービス強化を計画している。

具体的には、Instant SEPA決済による24時間365日の即時購入、ユーロ取引上限額の引き上げ、価格の完全な透明性確保などが含まれる。

Relai EUのアデム・ビリカン社長は、「今回のライセンス取得は我々だけでなく、欧州のビットコイン業界全体にとってのブレークスルーだ」と語った。

同社はすでにスイスで規制された金融サービス事業者として運営しており、2025年初頭にはイタリアの金融当局にも登録を完了している。

2024年末には、米国のベンチャーキャピタルEgo Death Capitalが主導するシリーズA資金調達ラウンドで1200万ドルを調達した。

日本語版CryptoDnesライター。2021年に仮想通貨投資を始める。以降、同分野での専門的な知識を深めながら自身のブログ・ライターとしても活動。仮想通貨に関する深い理解を活かして複数のメディアで多くの記事を執筆。初心者に寄り添った簡潔な解説を得意とする。

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