(CNN) 米国のバンス副大統領は18日、カリフォルニア州で米海兵隊創設250周年を祝う式典に出席した。実弾を使った砲撃演習も行われ、ニューサム州知事から反発を招いた。

「キャンプ・ペンドルトン」での演習には戦闘機やヘリコプター、海軍の艦艇が投入されたほか、けん引式榴弾(りゅうだん)砲による実弾演習も行われ、海兵隊によると、米本土ではここ10年で最大規模となった。

ニューサム知事はカリフォルニア州南部を走る州間高速道路5号線の一部を閉鎖。理由として、「突然の予期せぬ大きな爆発音など、極めて深刻な身の安全への危険が生じ、ドライバーの注意がそがれる」ことを挙げた。

声明では「交通量の多い幹線道路の上空で実弾を発射するのは単に間違いというだけでなく、危険だ」とも指摘した。ニューサム氏は民主党員で、トランプ政権とたびたび対立している。

これに対し、バンス氏側は演習が危険なものだったとの主張に反論。バンス氏の広報責任者はCNNに寄せた声明で、海兵隊は今回の演習を「確立された安全な慣行」であり、「キャンプ・ペンドルトンでの通常の訓練の一環」とみなしていると明らかにした。

広報責任者の声明ではさらに、「米軍が世界最強の殺傷力を持つことを保証する訓練にニューサム氏が反対したいというなら、勝手にすればいい」「知事としてのみじめな実績を考えれば、これほど見苦しい態度も驚きではない」としている。

バンス氏の演説に耳を傾ける海兵隊員たち=18日/Mike Blake/Reuters
バンス氏の演説に耳を傾ける海兵隊員たち=18日/Mike Blake/Reuters

バンス氏は海兵隊出身者として初めて副大統領を務める人物。キャンプ・ペンドルトンでの演説では海兵隊時代に触れ、「海兵隊で勤務した4年間がなければ、私は今日ここにいない。米国の副大統領になることも、今の私になることもなかっただろう」と語った。

バンス氏は高校卒業後に海兵隊に入隊し、4年間勤務。2005年には戦闘広報官としてイラク派遣も経験した。

また、軍の「ウォークな(意識の高い)」側面に対するトランプ政権の反発にも焦点を当て、「我々を強くするのは多様性ではない」「共通の目的に共通の使命、そして全員が海兵隊に深い忠誠を誓っているという事実だ」と述べた。

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